二人称
●アルバム単体ではいまいち「コンセプト」が見えてこず、ボリュームが足を引っ張っている印象が。
【収録曲】
1.早朝、郵便受け
2.雲になる
3.花も騒めく
4.魔性
5.プレイシック
6.ポスト春
7.太陽
8.晴る
9.忘れてください
10.修羅
11.火星人
12.ルバート
13.火葬
14.アポリア
15.へび
16.うめき
17.啄木鳥
18.ヒッチコック
19.月光浴
20.千鳥
21.櫂
22.海へ
前作に引き続き、配信限定となったヨルシカのアルバムですが、全22曲・約80分とかなりのボリューム。CDの収録時間の限界を超えており、「配信限定」ならではといった感じでしょうか。その影響か、変拍子を用いた『雲になる』『アポリア』やラテン調の『火葬』、華やかな雰囲気の『千鳥』等、バリエーションの広さをある程度意識しているように思えます。
ただ、全体的に見るとさほどインパクトが強いわけでないので、こういった楽曲が80分も続くとダレてしまった印象が。別売りの小説と連動したコンセプト作のようなので、もしかしたらこういった構成にも何らかの意味があるのかもしれませんが、アルバム単体を聴いただけでは残念ながらコンセプトを感じ取ることができませんでした。
小説を読まずに今作を論じるのは野暮……なのかもしれませんが、小説を買わずとも聴けるようになっている以上、アルバム単体でも分かりやすくコンセプトを表現するか、もしくは曲数を絞って欲しかったんですけどね。まあ、こういった「煮え切らなさ」がある意味ヨルシカらしいのかもしれませんが。
評価:★★★




