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ワイバーン襲来

 ゴブリン討伐の証の耳を剥ぎ取り、薬草も集めてひと休憩している。


「にしてもびっくりしたなー。あんなに力がついたなんて……」

「ライトって今まで筋トレとかしてもなぜかダメだったしね」

「うん、筋トレ・剣術・魔力……全部伸びなかったのに、とうとう僕に筋肉が……!」


 あんなに努力しても手に入らなかった筋肉が、少しだけついているような気がするのだ。


「これもミアと契約したからかな?」

「ライトのその紋章が変化したからとか」

「ありえるな……」


 これから色々と伸び代があるのかな?

 願わくば、身長が伸びることを願いt……じゃなくて! もっと強くなりたいなぁ。


「スキルも増えてるかもしれないから、ギルドで確認してもらう」

「ん、帰るのー?」

「あと少し薬草集めて帰ろっか」

「はーい!」


 結構森の近くまで来ているけれど、魔物が襲ってくる気配はなく、こちらを観察している様子だった。

 理由は多分ミアだろうな。圧倒的強者なオーラがプンプン出てるし。


 立ち上がってぐぐぐと伸びをしたその瞬間、あたりが急に暗くなった。


「なんだ……? 上!?」


 バッと空に視線を向けると、バサッバサッと羽を羽ばたかせながら降りてきている魔物な姿があった。

 真っ赤な鱗を持ち、二本足で立つ魔物――ワイバーンだ。


「ブラッディオーガと言い、普通だったらこんなところにワイバーンなんか来ないはず……」

「ライト、どうする」

「逃げて助けを呼ぶべきだけど……」


 ワイバーンから、『そうは問屋が卸さない』という雰囲気を醸し出しているように見える。

 頑張ったら逃げれるかもだけど、街の人たちにあまり迷惑はかけたくない。けれど、ミアに頼りきりなのもどうかと思う。


「僕()()で倒そう」

「! わかった!!」


 と言っても、僕の力がどのくらい上がったのかがわからない。スキルは手に入れたかわからないし、パワーはどれくらい上がったのかも知らない。


「小手調べに一回、思い切りパンチしてみるよ」

「おっけー。ライトが危なくなったら飛んで助けに入るね!」

「ありがとう」

『グォオオオオ――ッ!!!』


 ワイバーンは大きく口を開け、炎のブレスを吐こうとしている。僕は足に力を込め、ワイバーンとの距離を詰める。

 だが、自分でもびっくりするくらい一瞬で距離が縮まった。それはワイバーンも目で追えない程だ。

 千載一遇のチャンスなので、僕は手に思い切り力を込めてワイバーンのお腹に拳を叩き込む。


 ――ッドォォオオオオン!!!


「え…………」


 硬い鱗で覆われていたワイバーンのお腹には穴が空き、後方に吹き飛ぶ。あたりの紙面も抉れ、枯れ枝などが宙に舞う。


「な、ナニコレ……」


 そして驚くことに、僕が力を込めた右腕が竜の腕のように変化していた。

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