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めちゃくちゃ強くなってた……

「もう舗装作業終わってるんだ」


 いつもの草原にやってくると、昨日ミアがボコボコにした地面はすっかり元通りになっていた。

 僕も手伝いをしたかったなぁ……。


「あ、薬草ある」

「え、どこー?」

「ほらあの木の向こう側」


 早速薬草を見つけた。薬草取りも板についてきたかな?


「前から思ってたけど、ライトって目ぇすごすいいよね?」

「ん? そうかな……」

「じゃあさじゃあさ、あっちの森の中に何がいるか見える?」

「んー……」


 ジーっと森の方を見つめる。

 ……おかしいな、やっぱり僕の目は悪いのかもしれない。


「僕の目が正しいなら……十体以上のゴブリンがこっちに向かって全力ダッシュしてるように見える……」

「ほんと〜?」

「嘘だと思いた〜い」

『『『『ギィギィギィ!!!』』』』


 嘘じゃありませんでした。

 ゴブリンが何か慌てた様子でこっちに向かって走ってきています。


「さ、流石にこの数は……」

「任せてライト!!」


 僕の前に立つミア。


「ま、待ってミア! あの巨大な竜の姿は基本的に出さないようにしてくれ。目立っちゃうから」

「わかった!」

「あと周りを破壊しすぎないようにね?」

「…………はーい」


 口を開けてあの破壊光線を出そうとするミアは、口を閉じた。そして、爪を立てて横薙ぎ一閃をした。

 ゴブリンたちはスパンっと細切れになって死んだ。


「す、すごいなぁ……」

『ギ、ギギィ……』


 僕とゴブリンは感嘆の声を漏らしていた。

 ん? 僕となんだって??


 横を見ると、緑色の肌に、尖った耳を持つゴブリンの姿があった。


「えぇえええ!?」

『ギャッ! ギャッ!!』


 はぐれゴブリンだろうか。何はともあれピンチな状況だ。

 ミアは少し離れていて、今気づいた様子だし、ゴブリンはもう僕に殴りかかってきている。


「うわぁあああああ!!!」


 思わず手が出た。


『ギャブギエアバェェエエエ!!?!?』

「!?!?」


 ゴブリンが後方に吹っ飛んだ。

 バカな……。僕の貧弱パンチは攻撃力0と謳われていたはずなのに……。


「ら、ライト大丈夫!?」

「う、うん……。なんかゴブリンが吹っ飛んでった」

「もしかしたらライトが強くなったんじゃない?」

「うーん……」


 そういえば僕の天授紋も進化(?)したし、邪竜(ミア)もテイムしたし、ワンチャン強くなっているのでは?


「よ、よし、じゃああそこにいるゴブリンで試してみるよ!」

「頑張れ頑張れラ・イ・ト!」


 近くにいた一匹のゴブリンと睨み合う。


「てや〜〜!」


 か弱い雄叫びを上げながら、僕はゴブリンにパンチをした。すると、ゴブリンは勢いよく後ろに吹っ飛び、木々をなぎ倒して絶命した。


「え、えぇ……」

「ライトかっこいい〜〜!」


 な、なんだこの力……。自分の力が悍ましい……。

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