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スライムをテイム

 天紋を無事に刻め、ふぅ、と安堵のため息が溢れる。

 するとジェストくんが口を開けこう告げる。


「ライトはん、そいつはテイムしとけ。ちゃんとテイムしとかんと入国できひんからな」

「あ、そっか。わかったよ! ……〝魔なる者、汝、我と共に行かんと欲するなら、誓いを守り給え。ここに誓へ〟」


 ポタッと僕の血液をスライムの上に垂らす。


『……!』


 「誓います」聞こえた気がし、無事成功した。

 名前がわかっていない場合やない場合は、このように詠唱途中に名を呼ぶところは省略してするのだ。


《スキル【氷獄ひょうごく欠片かけら】を獲得しました》

「んんっ?」


 なんだかやばそうなスキル名だった気がするけど、これって色違いのちょっと魔力量が多い普通の氷スライムなんだよね?

 不安だから一応鑑定しておこう……。


――――――――――


 【名前なし】(♀)(テイム主:ライト)

 種族:アブソリュート・ゼロ・スライム


 説明:氷スライムの突然変異個体。1000年生まれなかった伝説の魔物。森羅万象を凍て付かせ、千変万化する体を持っている。


――――――――――


「…………えっ?」


 いやいやいや……んぇ? 僕の見間違い? ……いや、見間違いじゃない。伝説の魔物? この子が?


「えぇえええええ!?!?」


 説明とスライムを交互に見比べながら驚愕の声をあげた。


「こ、このスライム普通じゃないじゃん!」

「ん? せやで? 俺ぁ超一流商人でなぁ、本当なら次の街の魔物取り扱い店に運ぶつもりだったが、まあ懐いてんだしお前さんに預けた方がええやろって思ってな」

「そんな危険生物を護衛なしで運んでたの!?」

「あいつらめんどいねん。こっちの仕事のことぐちぐち言ってくるし、集中できないったらあらへん!」

「えー……」


 そんなことで食い下がった護衛さんの方もどうかと思う。


「んなことより、名前つけてやったらどうだ?ていむした テイムしたんやし」

「あ、そうだね。うーん……どうしようかな……」


 氷……白……綺麗……宝石……。


「あっ! じゃあ〝リータ〟! リータなんてどうかな!?」

『!』


 すると、うにょーんと伸び縮みして喜びを表しているようだったスライムことリータ。

 種族についてはすごいびっくりしたけど、これからは仲間だからね。


「これからよろしく、リータ」

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