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遅くなりましたすいません。
一週間に一つ書いてる人とかってすごいですね。
今度から心して読むことにします。
「おはよう、田中。」
「あ、おはよう木村」
隣の席の田中太一、俺が一番最初に雫の片思いを教えた(暴露した)クラスメイト。なんでこの人に教えたかっていうと。
隣の席だったからです。一応言っていくと友達少なくないから。多分。俺はそう思っている。
ところで特に用事もないのに無駄に急いできてしまったので教室には田中と俺以外誰もいない。二番乗りだ!特に何も嬉しくないな、うん。
「なんで田中こんなに早いんだ」
「・・・・・・」
田中君はいつも無反応。
「いやごめん、」
「え?!いや、別に大丈夫。てか、謝ることでもないだろ」
あ、声に出てなかったかよかったよかった。
「そういえばなんで反応遅かったんだ」
「え!?えっと!いや、その」
言いにくいことなのか、まあいっか。
「そーいえばさ、朝に雫と会ったんだけど、途中で光輝にもあって二人にさせることに成功したんだ」
「うん」
「反応薄くないか、雫と光輝だぞ」
きょとん顔の田中くん。
「おい田中、もう忘れちゃったのか、雫はなこう」
「あ!あ~~~。うん、どんまい雫。木村さすがだな」
「え、あそ、そうか?そんなこと言っても何も出んぞ」
最近世辞が多いような気が「パシャッッ。」するん
「・・・・・おいお前何故写真を撮った田中。」
「え、あれ。つい手が。あ、そう!写真家の性だ。」
なぜ慌てる?
「田中、おまえ漫研だろ。」
「そ、そうだったそうだった。これはあれだ。木村のような美じ、ん゛、ん゛ん美少年を描きたいからだ」
「お前ごまかすの下手だな。とりあえず一発殴らせろ」
右のこぶしを軽く握って構える、これは正義の鉄槌だ、決して暴力ではない。
「まって、マヂでまって。お前のパンチシャレにならんて」
「大丈夫だ、俺の心の中にのこる優しさで右で殴ってやるから」
「利き手じゃなくても死んじゃうって。お前自分がその道なのを忘れたか!?」
「だいじょーぶだいじょーぶ。痛いのは一瞬だから。言い残したことは?」
満面の笑みを作り上げる
「それ死の宣告だろ!!やめ」
ガラガラガラ~
「あ。夏生。生徒会は?」
見ると前のドアのところに光輝がたっている。
「え?生徒会がどーかしたか」
「構えとくの速すぎだろ」
「え?構え?夏生演武でもしてたのか。」
「え、してないけど。田中クん、何のこと??」
「いやだってさっき(ニコッっ)あ、あああう、うんごめん何でもない」
「しっかりしてくれよ田中くん」
「あ、ああ、お、俺喉乾いたから。ちょっと自販機行ってくる~」
「夏生」
「ハイ」
「やめてあげろ、お前が怒る理由は一つしかないが、うん。」
なんだその目は。
「お前絶対しょうもないこと考えてないか。」
「いやあ、もう諦め「ないぞ」ろ、え、あうん。別に良い・・・こともないが。えっとだからな」
どこをどう見たら諦める要素が
「全体的に。特に見た目だと思うけど」
「・・・・・ごめんよく聞こえなかったからさ、俺の目をよく見ながら言ってくれないかな。」
「お前難聴キャラで行くのか。今更だが、いやほんと。もーいっかいゆーぞお前は見た目からぜN」
「んんん~~。どーした続けていいぞ。ほらはやく」
「そっかあ。はっはっはっは。ならとりあえずさ、その足を下ろしてくれ。な?」
「・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「はあ~~~~あ。もーいーだろ」
「そーだな。わるかったわ」
「うん、俺も悪かった?か?それにしても夏生が何もせずに許すなんて珍しいな」
「さっきも田中を許したじゃないか、」
「うん、まあな」
「うん。まーでもおまえには特別に俺の打ち込みに手伝ってもらうかな」
「・・・・・・あ~~おじいちゃん?俺もうすぐソッチに行くかもしれないよ・・・・」




