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質問のため更新早めました。

やはり更新は一週間と言わずもう少し速いべきでしょうか。

「498!・・・499!・・・500!」

ああ~~、全部終わったあ~~。竹刀をしまってからその場で大の字で寝転がる。

目を閉じて休んでいると頭の方から声をかけてくる。


「お兄ちゃん、朝ご飯できたよ。」

「あ~、うん、すぐ行くから行ってて~」


今のは我が妹の杏子。毎朝トレーニングが終わるよりも朝ご飯を作るほうが早ければこうして声をかけに庭まで出てきてくれる。

庭から一度部屋へ戻り、体をふいて制服を着てからリビングに向かう、いつも通りだ。


「おはよー父さん、母さん。」

「おはよう夏生」

母さんはキッチンから出てきながら答えてくれた。父さんも

「ん、おはよう」

新聞をたたんでこっちを向いてから挨拶してくる。

「今日もやってたのか、朝の運動」

「ああまあね、動かないと朝って感じがしなくてさ。」

「まったく、動きたいだけなら精々ジョギングとかでいいじゃないか、なんで腹筋、背筋、素振りとそんなにせなあかんのや」

「あ!」

父さんはしまったというような顔をする。でももう遅い、いいことを聞いた。


「ジョギング良いね、それもやろう。」

「だめだ!ほんとに!やめてくれ」

「なんでなの、父さんが勧めてくれたんじゃないか」


「そんな早くから家から出たら夏生が攫われてしまう」

「そんなことあるわけないじゃん男を攫うか!しかももう高校生だ!」


なぜかみんな俺のほうに注目して静かになる。

い、嫌な予感しかしない。

「お兄ちゃん」

「な、なんだ・・・」

・・・・・・・・・

「最近女子大生が攫われそうになったらしいよ、朝に」

・・・・・・・・・

「それがなんなんだよ」

杏子の話を聞いて笑顔だった母が

「夏生、ジョギングは止めときなさい」

「そうだよ。お兄ちゃんはどこからどう見てもJDかぎりぎりJKにしか、あ。」


実の妹に女性と言われてしまった・・・

「い、いやあのね、その・・・今のは!言葉の綾というやつで!だから、うん大丈夫だって。」

「大丈夫って・・・何が・・・?」

「うっっかっかわいい」

ちょっとやばい、ガチで泣けてきたわ。妹にまで・・・妹にまで・・・!


救いを求めて母を見る、

「夏生!!」

「うん!!」

流石母さん。俺の味方は母さんだけみた――――

「それはもう諦めちゃいなさい。」

―――――いって!思ってたのに。

「母さんまで。俺に男の尊厳を!」


すると、ずっとジョギングまで!さすがに危ないし、いやでも、とかブツブツ言ってた父さんが突然復帰して

「大体だな夏生、お前はその俺という一人称を止めるべきだ」

そんなことを言い出した父さんに続いて杏子も

「そうだよ、『私』のほうが良いって前から言ってるのに」

「ちょっと待って、『私』とか息子が言い出したら泣くよね!?」


そう、忘れてた。我が家の権力は母が9割なのだ。

だからこそ今ここで母さんに止めてもらおう。


母さんは改めて俺を見て手を顎にあて思案する。

少し待ってくれ母さん。

何故そこで考えるの!

「そうね、確かに。」

「でしょ!」

流石にそうだよな、これはこの戦い、勝ったも同然。


「その見た目で『俺は』とか言うのよく考えたらへんよね。」

いやちょっとタイムここはご再考をして頂きたい

「だよなあ。やっぱり夏生は綺麗だからなあ」

「こうなったら『お兄ちゃん』よりも『お姉ちゃん』か」

「ちょっとほんとにまっ」

「そうだな、姉妹二人とも綺麗になってお父さんはうれしいぞ」


あ、これ。ダメな奴だわ。今はとりあえず

「あ~えっとじゃあ俺学校行ってくるわ~」

戦線離脱の一択しかないみたい。 


「行ってきまーす」

ガチャっ。

家を出てもまだかすかに言い合いが聞こえてきた。

スタスタスタ、ガチャっ

「いいかげんやめろぉ!!!」ガチャ!!


文法も何もない文章ですいません。

これからもお願いします。


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