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全員出撃!ヒュドラを倒せ

何とか十人のメンバーが揃い先に進むウェレスチーム一行


だが一行を待ち構えていたのは九つの首を持つ大蛇・ヒュドラであり


ヒュドラは一刀の俄龍四神弾を食らっても首を一つ失っただけで、更にその首もすぐに再生したのだった。


一刀「そんな馬鹿な!? 」


相手が化け物とはいえ自慢の必殺技が通じないことに驚く一刀


すると


桃香「一刀くん、前っ!!前っ!? 」


一刀「へっ? 」


一刀は突然聞こえてきた桃香の声に反応した瞬間


ドカァッ!!


一刀「がはぁっ!? 」


一刀はヒュドラの尾による一撃を食らってぶっ飛ばされてしまった。


そんな時!


シャアアァァーーッ!!


吉音「うわっ!? 」


久遠「なっ!? 」


ヒュドラの首が吉音と久遠に襲いかかろうとするが


八雲「吉音! 」


剣丞「久遠! 」


スパスパァンッ!!


八雲と剣丞の一撃により、ヒュドラの首は落とされた。


吉音「ありがとう八雲 」


久遠「すまぬな剣丞 」


八雲「なぁに 」


剣丞「無事でよかったよ 」


安心する八雲と剣丞であったが


シャアアァァーーッ!!


別のヒュドラの首が二人に襲いかかってきた!!


八雲「また来たか! 」


剣丞「もう一度切り落としてやるぜ!! 」


ブォンッ!!


二人はヒュドラの首目掛けて刀を振り下ろすのだが


ガッキイィーーンッ!!


八雲「なっ!? 」


剣丞「馬鹿な!? 」


さっきは切り落とせたはずの一撃が今度は通じず弾かれてしまい


ドカァッ!!


八雲・剣丞『がはぁっ!? 』


逆に二人がぶっ飛ばされてしまった。


そして


シャアアァァーーッ!!


ヒュドラは次なるターゲットとして


バァンッ!!


愛紗に抱きつかれて気を失ってしまった仮面シャドーに狙いを定めて襲いかかった。


桃香「このままじゃ仮面シャドーさんまで襲われちゃう!? 」


誰もがそう思ったその時!


サッ!


突然倒れていた仮面シャドーが動き、ヒュドラを避けると


仮面シャドー「ハァッ!! 」


スパァッ!!


仮面シャドーはヒュドラの首を切り落とした


詠美「すごい!? 」


一刀「わざと倒れた隙を見せたわけか 」


あまりのすごさに倒れていた一刀でさえ起き上がるほどであったが


仮面シャドー「あ…危なかった!?

偶然目が覚めたらあんな化け物が迫ってくるとは!? 」


ずこぉーーっ!!


そう。仮面シャドーは偶然目が覚めただけであった。


しかも


ズブズブズッ…


八雲、剣丞、仮面シャドーが切り落とした首までも再生したのだった。


仮面シャドー「こいつは一体!? 」


愛紗「名をヒュドラといい、こいつを倒さなければ我々は先に進めないのだ。

だが先程から一刀、八雲、剣丞が攻撃したが見ての通り、首がすぐに再生するのだ 」


仮面シャドーを倒した責任からか、仮面シャドーに説明する愛紗


すると


ジャッジ『やれやれ、お前ら、まだヒュドラを倒せてねぇのかよ 』


この戦いの案内人であるジャッジが再び現れた。


一刀「ふざけんな!!あんな不死身な奴をどうやって倒せって言うんだよ!! 」


ジャッジに対して怒鳴る一刀だが


ジャッジ『オレ様は最初に言ったはずだぜ、十人でヒュドラを倒せってな 』


そうジャッジが言った瞬間


仮面シャドー「(十人でヒュドラを…)そうか! 」


仮面シャドーは何かを閃いた。


仮面シャドー「一刀、八雲、剣丞、自分達が切り落とした首を覚えているか? 」


仮面シャドーが三人にそんなことを聞くと


八雲「えっ!? 」


剣丞「いきなり何だよ!? 」


一刀「そんなの覚えてるわけないだろ!! 」


ヒュドラの首が多いため、三人は自分が切り落とした首がどれなのか忘れていた。


だが


仮面シャドー「ならば全体技で全ての首を狙え!そうすればヒュドラを攻略できる 」


仮面シャドーがそこまで言うので


八雲「そうまで言うのなら 」


剣丞「やってみるか 」


一刀「攻略できなかったら覚えてろよ!! 」


三人は仮面シャドーの言う通りやってみることにし


合身八雲「剣魂合身・黒影ノ鎧!! 」


剣丞・一葉魂「魂合共鳴・一葉魂!! 」


ジャキンッ!!


八雲と剣丞はそれぞれ剣魂合身と魂合共鳴に対し


一刀「俄龍勝利の飛び道具!! 」


ブォンッ!!


一刀は素のままで刀をブーメランのように投げ飛ばした!


そして


合身八雲「天狗流・羽根手裏剣!! 」


剣丞・一葉魂「御家流・三千世界!! 」


シュバババッ!!


八雲と剣丞はヒュドラ目掛けて全体技を繰り出してみた。


すると


ブシュンッ!!


それぞれが一つずつヒュドラの首を破壊した。


その直後


仮面シャドー「ハァッ!! 」


スパァッ!!


仮面シャドーが飛び出し、ヒュドラの首を切り落とした。


仮面シャドー「今だ!他の人達よ、得物を手にしてヒュドラの首を狙え!! 」


仮面シャドーが残る皆にそう叫んだ瞬間


愛紗・詠美・金柑仮面『そうか!! 』


バッ!!


比較的知覚なメンバーは仮面シャドーの狙いを察してヒュドラに向かい


久遠「我も行くぞ! 」


吉音「あたしには何だかわからないけどとにかくあいつの首を切り落とせばいいんだね 」


久遠と吉音もヒュドラに向かっていき


愛紗・詠美・吉音・久遠・金柑仮面『ハァッ!! 』


ズバァッ!!


五人は残るヒュドラの持つ五つの首を切り落とした。


その瞬間!


ピキピキッ!!


一刀「な…何だ!? 」


首を全て失ったヒュドラの体が二つに裂けていき


バァンッ!!


シャアアァァーーッ!!


裂けられた体から首が一つ現れた。


仮面シャドー「やはりそうであったか 」


一刀「おい、一体何がどうなってるんだ!?

俺にもわかるように教えろよ!! 」


何が何だかわからない一刀が仮面シャドーに聞くと


仮面シャドー「先程の者も申していたであろう。

ヒュドラは十人で倒さなければならない。

それはつまり一人でも欠けていれば倒せず、また一人では倒せぬというわけだ 」


一刀「? 」


ここまで説明しても頭の悪い一刀にはわからなかったが


八雲「そうか!ヒュドラの九つの首は俺達九人が一つずつしか倒せない。

だから一人が他の首を倒そうとしてもできなかったわけか! 」


剣丞「となると最後の首を倒せるのは残った一人だけ! 」


一刀よりかは頭のいい二人は仮面シャドーの考えを察知した。


だが、まだヒュドラを攻撃していない人物は…


桃香「えっ!?私なの!? 」


桃香だけであった。


愛紗「何ということだ!?

よりによって残ったのが姉上だけとは!? 」


一応桃香は得物として剣を持っているが攻撃として使ったことがほとんどない


猫に小判


豚に真珠


桃香に宝剣という言葉がフランチェスカ学園に広まっているくらいである。


ズブズブズッ…


そうこうしている間に皆が切り落としたヒュドラの首が再生しようとしていた。


再生すれば再び九人で攻めるしかない


そんな時


ガシッ!!


桃香「一刀くん!? 」


一刀「桃香、気を少しもらうぞ 」


ビビビッ!!


桃香「えっ? 」


一刀は桃香から少しだけ気をもらうと


一刀「いけるかどうかは知らないが今はこれにかけるしかない! 」


ぐぐっ!!


一刀は構え


一刀「俄龍桃光拳(ガリュウとうこうけん)!! 」


バッ!!


桃香からもらった気を自身の気と融合させて拳に集中させヒュドラに向かっていった。


シャアアァァーーッ!!


だがヒュドラとてこのまま易々と倒されてはくれない!


反撃とばかりに襲いかかるが


一刀「おっそいんだよぉーっ!! 」


ドカァッ!!


いち早く一刀の拳がヒュドラに直撃し、見事ヒュドラを倒した。


どうやら本人でなくとも気を流せば大丈夫という一刀の仮説は当たっていたようだ。


そして


ズッシイィーーンッ!!


全ての首を倒されてしまったヒュドラはそのまま倒れてしまうのだった。


すると


ブゥンッ!!


ヒュドラを倒したことで次なる場所へと続く扉が出現したのだった。


一刀「よしっ!先に進もうぜ! 」


全員で力を合わせてヒュドラを倒した。


この時はそう思っていたのだが


後に大変な出来事が一刀達に襲いかかるのをこの時は誰もが気付いていなかったのだった。


オリキャラ紹介


ウェレス


武闘服を着た頭に一本の角があるグレイ(宇宙人)風な姿をした謎の人物


一刀達を集めた張本人でその実力は最強形態となった一刀、八雲、剣丞をも越える


名前の由来は作者名である西森から


(ウェスト・フォレスト)

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