ゴッドヴェイドォーVSバイオレットナイト
一刀が皆を集めるために放った気に気付かず、殴り飛ばしてしまった剣丞を探す久遠と一葉
その道中にて海獣海賊団所属のタコの毒によってまともに動けない恋と遭遇、海獣海賊団のタコとカニが恋を襲おうとするも久遠と一葉が恋に助太刀し、そのまま戦いが始まるのかと思いきや
更にこの場にエレメントナイツ所属のバイオレットナイトが現れ毒によりあっという間にタコとカニを脱落させ、久遠達と戦うことになるが戦いの中で一葉が脱落し、久遠も身動きが取れず、恋も先に受けていた毒がバイオレットナイトの発生させた霧によって悪化してしまい皆が窮地に陥ったその時!
?「ハーハッハッハッ!! 」
誰かの声が聞こえ
?「とぅっ!! 」
バッ!
シュタッ!!
誰かが久遠達の前に現れた。
その人物とは…
恋「…華佗… 」
バァンッ!!
恋と同じチームフランチェスカ所属の華佗であった。
華佗元化
チームフランチェスカ所属
病魔を見つけては治療する熱い男。戦闘派ではないが多少の武力も持つ
華佗「物凄い病魔の気配を感じてここに来たわけだが俺も驚くほどの病魔だらけだな!? 」
華佗は辺りを見ると
華佗「だが医者の名にかけて病魔は俺が殲滅する! 」
スッ!
華佗は鍼を構えると
華佗「ゴッドヴェイドォー!!元気になれーっ!! 」
久遠「なっ!? 」
華佗が叫びながら久遠に接近した瞬間
パァンッ!!
久遠を包んでいたポイズンバブルが割れ
久遠「あれ?先程まで我を苦しませていた毒気が消えた!? 」
久遠の毒が消え去ったのだ。
華佗は気を使うことで病魔を打ち消すことができるのだ。
華佗「よし!次は恋、お前の病魔を… 」
久遠の病魔を打ち消した華佗が次に恋の病魔を打ち消そうとしたその時!
ドカァッ!!
華佗「ぐほっ!? 」
バイオレットナイト「なに勝手に治療してやがる 」
華佗はバイオレットナイトの一撃を食らってしまった。
久遠「あっ!? 」
華佗「くっ!?医者の俺が怪我をするだなんてな 」
ビビビッ…
華佗は気を使い、自身の怪我を治療しようとすると
バイオレットナイト「そんなに治療がしたいならお前にも俺の毒を食らわせてやるぜ! 」
スウゥッ…!!
バイオレットナイトは大きく息を吸い込み
バイオレットナイト「ポイズンブレス!! 」
ぼわあぁーっ!!
猛毒の息を華佗目掛けて吹きかけた!
華佗「うっ!? 」
がくんっ!!
バイオレットナイトの猛毒を食らい倒れてしまう華佗
バイオレットナイト「その毒は俺特製でな、解毒剤が存在しない!お前はただ死を待つだけだ! 」
もはや華佗には死しか待っていないと思われたが
華佗「フフフッ! 」
バイオレットナイト「何がおかしい! 」
華佗「このような武闘大会なんて乗り気ではなかったのだが今は来てよかったと思っている。お前のような病魔を祓えるのだからな! 」
ビシィッ!!
バイオレットナイトを指さす華佗
彼にとっては毒を撒き散らすバイオレットナイトは病魔と同じ扱いなのだ。
バイオレットナイト「俺を払うだと?もうすぐ死ぬ奴が何を言う!! 」
華佗「俺は死なぬ!!そしてお前を必ず滅する!俺の全力を使ってでもな! 」
スッ!
華佗は鍼を構えると
華佗「気増幅のツボ! 」
ブスゥッ!!
自身に鍼を突き刺し
バシュシューーッ!!
バイオレットナイト「なっ!? 」
自身の気を増やし、髪が金髪となって逆立つと
華佗「我が気よ、鍼に宿れ!!一鍼同体!病魔覆滅!!ファイナル・ゴッドヴェイドォー!! 」
バチバチィーーッ!!
華佗の全身から放たれた気が辺りに放出され
パアァッ!
恋「…痛み、無くなった 」
恋の毒が消え去り
パアァッ!!
バイオレットナイト「なっ!? 」
バイオレットナイトが放った毒の霧が薄れていき
ジュウゥッ…!!
バイオレットナイト「俺の体が!? 」
バイオレットナイトの体をも消そうとしたが
華佗「はぁはぁっ…!? 」
その分、華佗自身の気がどんどん弱まっていった。
この技は自身の持つ全ての気を放ち、辺り一帯のありとあらゆる病魔を消し去ることができる反面、自身の命を削る諸刃の剣となる技であった。
恋「…華佗、ダメ!?それ以上、気を出したら!? 」
華佗の命を心配した恋は止めようとするも
華佗「心配するな恋、俺は死なぬ!必ず病魔を覆滅してやる!! 」
華佗の決意は揺るがず
華佗「全力全快!うおぉーーっ!! 」
バシュシューーッ!!
華佗は死なぬと言いながらも物凄い量の気を放っていった。
だが、実は戦闘派である一刀達には及ばずとも気の多さでは負けていない華佗は見事
バイオレットナイト「う…うおぉーーっ!? 」
ビュゥンッ!!
『エレメントナイツ所属 バイオレットナイト選手脱落』
バイオレットナイトを場外へと落としたのだが
がくんっ!!
華佗「はぁはぁっ… 」
代償として華佗は気の使い過ぎで自慢の赤毛が白くなり、もはや指一本さえ動かすことすら難しかった。
恋「…華佗、大丈夫!? 」
華佗のファイナル・ゴッドヴェイドォーによって毒が完全に消え去った恋が華佗に近づくと
華佗「恋…、俺はここまでのようだ…、このままいても足手まといになるだけだから俺を場外に投げてくれ… 」
華佗は恋にそう頼むが
恋「…やだ!恋が華佗を守るから!だから… 」
恋は華佗を場外に落とすことを拒むが
久遠「投げてやれ!それがその者の望みならばな 」
久遠の言葉を聞き、華佗は自分の分まで戦ってくれという無言のメッセージを聞いた恋は
恋「…わかった 」
ひょいっ!
華佗を持ち上げると
ぽいっ!
シュパッ!!
そのまま場外に投げ飛ばし
『チームフランチェスカ所属 華佗元化選手脱落』
華佗は脱落した。
恋「…恋、華佗の分まで暴れる! 」
バッ…
そして恋は去ろうとするが
じーっ…
久遠「んっ? 」
恋は久遠を見つめると
恋「…助けてくれてありがとう。お礼に困ったら恋が助けに行く 」
バッ!
久遠にそう言い渡し、恋はこの場から去っていった。
久遠「さて、我も剣丞を探しに… 」
と、久遠が移動を開始しようとしたその時!
ドッカァーンッ!!
久遠「何の音だ!? 」
ダダッ!!
物凄い音が聞こえ、久遠は音の方へ向かったのだった。




