戦士を救う戦乙女…剣丞サイド
最強決定戦本戦が開始され既にいくらかの激闘が繰り広げられるなか
八雲はメルヘンズ三人衆の一人・翁と
剣丞は同じくメルヘンズ三人衆の一人・五作と戦いを開始するも
二人の繰り出す御伽道具にそれぞれ苦戦し、窮地に陥ってしまうなか、八雲と剣丞はほぼ同時に剣魂合身と魂合共鳴を発動
そして八雲は駆けつけた想の力もあって翁を撃破した。
八雲が翁を撃破する少し前
剣丞・久遠魂「魂合共鳴・久遠魂! 」
ジャキンッ!!
剣丞は魂合共鳴・久遠魂へ強化変身した。
五作「ほえ〜!?すっごい鎧を着こんだな!?おらの藁と交換してくれねぇだか? 」
剣丞・久遠魂「誰がするか!! 」
バッ!
天狗のように鼻を伸ばされ、剣を奪われてしまった剣丞であったが、まだ拳があると言わんばかりに五作目掛けて向かっていった。
だが
五作「先に言っとくが、この羽団扇は伸ばすだけでなく、こうすることもできるだよ 」
スッ!
五作は羽団扇を取り出すと
五作「鼻、鼻、縮むべ! 」
バササッ!!
羽団扇を剣丞の方に向けながら仰いだ
すると
シュルルッ…!!
剣丞・久遠魂「うおっ!? 」
伸ばされた剣丞の鼻はどんどん縮んでいったのだが
パッ!
剣丞・久遠魂「なっ!? 」
縮みすぎて鼻が無くなってしまった。
すると
剣丞・久遠魂「うぐぅっ!? 」
ばたんっ!!
鼻が無くなったことで鼻による呼吸ができなくなり、剣丞は倒れてしまった。
そこをすかさず
五作「お次はこいつを食らうべ 」
スッ!
五作は懐から取り出した妙な下駄を履くと
五作「そらよっ!! 」
ドテンッ!!
いきなり転んだかと思えば
パッ!
下駄から小判が出てきた。
すると
ヒュンッ!!
剣丞・久遠魂「うがっ!? 」
ドシュシュッ!!
小判が剣丞目掛けて突き刺さった。
五作「この下駄は転ぶ度に小判を出す。だけども転ぶ度に背丈が低くなっちまうがおらには羽団扇があるから無限に使えるだ 」
バササッ!!
五作は羽団扇で自身の背丈を伸ばし
ドテンッ!!
パッ!
ヒュンッ!!
剣丞・久遠魂「ぐほっ!? 」
転んでは小判を出し剣丞を攻撃していった。
五作「あんたしぶといなぁ、なかなかくたばらねぇだ 」
剣丞・久遠魂「こ…これくらいでくたばってたまるか!今頃みんなだって激闘を繰り広げてるだろうし、小判が当たったぐらいで降参してたまるかよ!! 」
五作の攻撃を食らいながらも剣丞は執念で耐えていた。
五作「成程ねぇ、でもおらもそう長くは戦いたくねぇから… 」
スッ!
五作「あんたにはくたばってもらうだ! 」
チャキンッ!!
五作は剣丞から奪った刀を抜くと
五作「さよならだ! 」
ブォンッ!!
剣丞目掛けて刀を振り下ろした!
剣丞・久遠魂「(もはやこれまでか!?) 」
さすがの剣丞も諦めかけたその時
カッキィーンッ!!
五作「なっ!? 」
剣丞・久遠魂「えっ!? 」
一葉「主様、無事か! 」
バァンッ!!
剣丞の前に一葉が現れ攻撃を受け止めていた。
剣丞・久遠魂「一葉!? 」
五作「あんた、よそのチームのメンバーを助けるべか!? 」
一葉「たわけ!!よそとか関係ない!!余が主様を救いたい!ただそれだけじゃ!! 」
剣丞・久遠魂「一葉… 」
一葉「そして隙あらば主様と子作りを… 」
剣丞・久遠魂「へっ? 」
一葉「い…いや、何でもない!! 」
何を企んでいるのやら
五作「誰が相手だろうとおらの邪魔するなら敵だ。あんたも食らうだよ! 」
ドテンッ!!
パッ!
ヒュンッ!!
五作は一葉にも小判を繰り出すが
一葉「フンッ!! 」
ブォンッ!!
一葉は刀を振るい、小判を斬った。
一葉「このような一撃、余には止まって見えるわ! 」
スッ!
一葉が五作に刀を向けながら言うと
五作「よく見りゃあんたもなかなかいい刀を持ってるだな!?おらの藁しべと交換してけれ! 」
スッ!
五作は藁しべを向けながら一葉に向かってきた。
剣丞・久遠魂「気を付けろ一葉!そいつの藁に触れると刀を奪われるぞ!? 」
一葉「ほぉ、刀を欲するか、欲しけりゃくれてやる 」
五作「本当け! 」
一葉「あぁ、だが… 」
スッ…
すると
一葉「余の刀と交換するには藁一本では足りぬがな! 」
ジャジャキンッ!!
一葉の背後に無数の刀が出現した。
これが一葉の御家流
一葉「三千世界じゃ!! 」
ヒュンヒュンヒュンッ!!
五作「のわぁーっ!? 」
無数の刀が五作目掛けて襲いかかってきた。
五作「こ…こんなに繰り出されたんじゃ藁一本どころか藁束でも交換できねぇべ!? 」
すると逃げていた五作は
五作「ありゃ?羽団扇がねぇだ!? 」
いつの間にか羽団扇を落としていたことに気づいた。
羽団扇は
一葉「主様の鼻、鼻、元に戻れ! 」
バササッ!!
にゅいんっ!!
五作「あぁっ!? 」
一葉に拾われ、剣丞の鼻が元に戻されていた。
五作「あわわっ!? 」
剣丞・久遠魂「ありがとな一葉、おかげで体が楽になったぜ! 」
鼻を戻した剣丞は
剣丞・久遠魂「今度は俺がお前をぶっ飛ばす番だ!! 」
ゴオォッ!!
五作に対して気を放つと
剣丞・久遠魂「金剛無双斬!! 」
ブォンッ!!
五作目掛けて必殺技を繰り出した。
ドッカァーーンッ!!
五作「のへ〜っ!? 」
シュッ!
直接攻撃を食らいはしなかったものの、余波でぶっ飛ばされた五作は場外に出てしまい
『メルヘンズ 翁選手、五作選手脱落』
別の場所にて落とされた翁と共に脱落してしまった。
シュパンッ!!
剣丞「結構危なかったな!? 」
五作のように力がなくとも戦略次第では勝てる
そう思わされた剣丞
すると
一葉「主様!主様!ここなら誰もおらぬし、余と子作りしようではないか♪ 」
いきなり一葉が子作りを迫ってきた。
剣丞「な…何を言って!? 」
一葉「この先、主様も余も勝ち上がれるかどうかわからぬからな、今のうちに子作りしようではないか♪ 」
そう一葉に言われ、正論だと感じた剣丞は
剣丞「し…仕方ないな 」
一葉に乗せられるがまま、子作りしようとするのだが
久遠「け〜ん〜す〜け〜!! 」
剣丞「く…久遠!? 」
そううまくはいかず、いつの間にか久遠が現れ
久遠「お前は戦場で何をしておるのだーっ!! 」
ドッカァーーンッ!!☆ミ
剣丞「あれ〜!? 」
久遠に殴り飛ばされる剣丞であった。
一方その頃
赤ずきん「ムキーッ!!翁と五作め!同時に脱落するとは情けないですわ!! 」
最初は8人いたのだが、今では半分の4人になってしまい焦るリーダーの赤ずきん
その側には
ブレーメン「まぁ奴らは私を含めたメルヘンズ三人衆を名乗っていますが所詮道具に頼りきって鍛練を忘れた弱者のようなもの。このブレーメンは他の二人のようにはいきません 」
メルヘンズ三人衆の一人
頭がロバ、足は犬、腕は猫、尾は鶏という姿をしたブレーメンがいた。
そして別の場所では
レッドナイト「・・・ 」
いまだ動いていなかったエレメントナイツのメンバーが
ジャキンッ!!
突然動き出したのだった。




