鬼による戦い
既に十人以上が脱落し、残り予選通過が三組となった最強決定戦予選
そして八雲が茨木童子と相対していた頃、他の舞台では
剣丞のいる舞台
鋼鉄鬼「ちぃっ!!ちょこまか逃げおって!貴様、戦う気がないなら脱落しろ! 」
ジュン「ん〜っ…。俺もそうしたいけど、このまま簡単に脱落しちゃうとみんながうるさいからな、こうやって他が落ちるまで時間稼ぎしてるんだよ 」
ジュンが百鬼夜行の鋼鉄鬼の繰り出す攻撃を避けて翻弄していた。
鋼鉄鬼
大六天魔王率いる五鬼の一人。
機械の体を持ち、一度受けた攻撃を記憶し、二度とダメージを受けない厄介な奴
そして金柑仮面がいる舞台ではいまだに戦いが始まっていなかった。
いや、戦えなかった方が正しいのかもしれない
何故ならば…
バァンッ!!
大六天魔王「さぁ、誰でもよいから我に向かってくるがよい! 」
この舞台には百鬼夜行所属の大六天魔王がいたからだ。
大六天魔王
鬼軍の総大将。かなりの実力で一度は剣丞も死にかけたほどの実力者
誰かが他の奴を落とそうとすれば即座に大六天魔王が落とそうと狙ってくる
そのためいまだに戦いが始まらず誰一人として落ちていなかったのだが
ブレイザー「シャハハーッ!!もう黙っていられるか!! 」
シュバッ!!
ユーロチームのブレイザーが大六天魔王に向かっていった。
ブレイザー
殺し屋。相手を殺すまで戦いをやめない残虐非道な性格
ブレイザー「食らいやがれ!! 」
シュシュッ!!
ブレイザーは両手の爪十本を大六天魔王目掛けて飛ばすが
スッ!
スッ!
どれも大六天魔王には命中しなかった。
だが
シュシュシュッ!!
爪は大六天魔王を中心にして五芒星を描くように並ぶと
ブレイザー「秘技・悪魔降臨! 」
ゴォッ!!
悪魔の力で大六天魔王の動きを封じ
ブレイザー「こいつでとどめだ!! 」
ギュルルーッ!!
ブレイザーは自分の体を回転させると
ブレイザー「螺旋銛撃! 」
ギュルルーッ!!
そのまま大六天魔王目掛けて向かっていった。
ブレイザー「死にさらせーっ!! 」
大六天魔王「・・・ 」
動けない大六天魔王にブレイザーが迫る
すると
ガシィッ!!
ブレイザー「なっ!? 」
何と!?大六天魔王は片腕で回転するブレイザーを受け止めてしまった。
ブレイザー「お前、悪魔の力が通じないのか!? 」
大六天魔王「悪魔だと、あんなヤギモドキごときに我を封じれるはずがなかろう 」
悪魔をヤギモドキ呼ばわりする大六天魔王
大六天魔王「貴様、我に対してよき攻撃だったぞ、礼として… 」
ギュギュッ!!
ブレイザー「えっ!? 」
大六天魔王はブレイザーをねじると
大六天魔王「ぶっ飛ぶがよい!! 」
ブォンッ!!
ブレイザー「あぁーっ!? 」
ブレイザーを飛ばしてしまい
シュパッ!!
場外に出されたブレイザーは脱落してしまった。
大六天魔王「さぁ、次なる挑戦者よ、我に挑むがよい! 」
だが誰一人として戦おうとしなかった。
もし誰かが他の人物を落とそうと戦いを開始した瞬間、すぐに大六天魔王が割り込んで落とされてしまうからだ。
金柑仮面「(くっ!?) 」
一方、茨木童子と戦っている八雲はというと
キンキンキンッ!!
茨木童子と激しい打ち合いをしていた。
茨木童子「ほぉ、まさか新田剣丞以外でこれほどの実力者がいたとは驚きだ 」
茨木童子
鬼軍五鬼の一人。レイピアを武器とし、素早い動きをする策略家
八雲「そりゃどうも 」
そして八雲は茨木童子を相手に素の状態で戦っていた。
八雲「(強化したいけど、これはあくまで予選、本気を出すわけにはいかない) 」
あくまでこの戦いは予選なため気を多く使うとこの後に行われる本戦に影響してしまう
そのため八雲は強化しなかったのだが、それでも茨木童子と互角並みの実力であった。
だが手を抜いていたのは
茨木童子「ならば私もそろそろ本気を出すとしよう 」
茨木童子も同じであった。
スッ!
茨木童子はレイピアを構えると
茨木童子「フンッ!! 」
ブスッ!!
八雲「んっ? 」
いきなりレイピアを地面に突き刺した。
すると
ズブブッ!!
茨木童子「波状・土竜刺し(はじょう・もぐらざし)!! 」
ブシュシュッ!!
地面からレイピアが突き刺された。
八雲「うわっ!? 」
サッ!
レイピアを避けるべく跳び上がる八雲だが
それこそが茨木童子の狙いであり
茨木童子「かかったな 」
八雲「なっ!? 」
空中に跳び上がったために急な移動ができない八雲目掛けて
茨木童子「万華・大輪刺し(まんげ・たいりんざし)!! 」
ブシュシュッ!!
八雲「がはぁっ!? 」
ドオォーーンッ!!
必殺技を繰り出し、地面へと叩きつけた!
茨木童子「意外とあっけないものだな、さてそれでは場外に落とさせて… 」
と、茨木童子が八雲を場外に落とすべく近づこうとしたその時
八雲「鬼ってのはこの程度の実力か、笑わせてくれるぜ 」
茨木童子「なに! 」
八雲が立ち上がり喋り出した。
茨木童子「(馬鹿な!?私の攻撃をまともに食らって何故すぐに立ち上がれる!?気を失わないのだ!?) 」
ここに茨木童子の間違いがあった。
確かに八雲は気を失ったのだが
八雲は気を失うと体の中に眠る鬼が目覚めて暴れまわるのだ。
八雲「俺が本物の鬼って奴を見せてやるよ 」
スッ!
鬼に体を乗っ取られた八雲が刀を構えると
八雲「剣魂合身! 」
ジャキンッ!!
八雲は剣魂合身して鬼の鎧を身に纏った。
茨木童子「鬼だと!?馬鹿な!? 」
合身八雲「馬鹿はお前だ。そして食らうがよい! 」
スッ!
剣魂合身した八雲は刀を構えると
合身八雲「鬼神流・壱の太刀!極炎斬撃!! 」
ブォンッ!!
必殺技を茨木童子目掛けて繰り出した。
茨木童子「こんな程度ごとき!! 」
キィンッ!!
茨木童子はレイピアで攻撃を防ごうとするが
バッキィーンッ!!
レイピアが耐えきれず折れてしまい
ゴオォッ!!
茨木童子「うごおっ!? 」
茨木童子はそのまま場外に飛ばされてしまい
この瞬間
シュパンッ!!
八雲がいた舞台にいた八人は予選通過となった。
合身八雲「フッ!鬼をなめるな…ってあれ? 」
そして八雲も気絶から回復したため正気に戻ったのだった。




