一刀危うし!?封じられた力
最強決定戦予選
既に二組16名の選手が本戦進出を決めるなか
他の舞台でも激闘が繰り広げられていた。
玲「おらぁっ!! 」
孤狼「ハァッ!! 」
ドカァッ!!
吉音のいる舞台で共に激しい肉弾戦を繰り広げる玲と孤狼
玲「やるなテメェ! 」
孤狼「お前こそ、肉弾戦で俺とまともに戦えるだなんて一刀達以来だぜ! 」
この舞台は二人による激突のみ
かと思われたが
朱金「待った待ったぁ!! 」
そこへ朱金が割り込んできた。
朱金「お前らだけ暴れるなんてずるいぜ!!俺にも暴れさせろ!! 」
暴れたいがために参戦してくる朱金
玲「誰だか知らねぇがかかってきやがれ!! 」
孤狼「女だからって容赦しねぇ!!返り討ちにしてやるぜ! 」
朱金「へんっ!!お前らまとめて俺が落としてやるぜ! 」
ドカカァッ!!
肉弾戦による激闘を繰り広げる三人
この舞台は三人による争いで脱落者が決まるかと思われたが
シェフ「グヒヒッ♪うまそうな子ヤギだな 」
子ヤギ「め…メエェッ!? 」
ユーロチームのシェフがメルヘンズの子ヤギに迫っていた。
シェフ・クーシンボー
コック服を着てどじょう髭を生やした太った体型の男。
対戦相手を料理するのが有名で危うく蒼魔も料理されかけたことがある。
シェフ「ぐひひっ♪子ヤギは丸ごと食べると美味しいよ♪ 」
ばくんっ!!
子ヤギ「メエェッ!? 」
子ヤギはシェフに食われてしまうが
子ヤギ「た…ただでは食べられない! 」
シュッ!!
子ヤギは食われる直前に印のようなものを結ぶと
ごくんっ!!
シェフ「うまかった… 」
完全にシェフに食べられてしまった次の瞬間!
ぼぼんっ!!
シェフ「うぐっ!? 」
シェフのお腹が急に膨れ上がり
子ヤギ「へへんっ!秘技『七分身』だい! 」
子ヤギが口から頭を出した。
そして
子ヤギ「オイラを食べようとしたお返しだい!更に秘技 」
シュッ!
子ヤギが印のようなものを結ぶと
子ヤギ「『山羊岩石変化』 」
ズシズシンッ!!
シェフ「おごぉっ!? 」
シェフのお腹にいた子ヤギ達が岩石へと変わり
シェフ「うぐぐっ!? 」
重さでよろけてしまったシェフは
つるっ!
シェフ「あれーっ!? 」
子ヤギごと場外に落ちてしまい
この瞬間!
シュパンッ!!
吉音「あれっ? 」
桃香「吉音ちゃん! 」
戦いが終わり、吉音の舞台にいた八人は準備室に転送されたのだが
玲「ちくしょーっ!!戦いの途中で止めやがってーっ!! 」
朱金「俺の戦いを邪魔した奴は誰だってんだ!! 」
孤狼「あぁっ!!暴れ足りねぇぜ!! 」
それは同時に三人の戦いが終わることを意味していた。
普通ならば予選を突破できて喜ぶはずなのだが、戦闘狂である三人は暴れ足りなかったことに対して激怒していた。
玲・朱金・孤狼『あいつらとは本戦で決着をつけてやる!! 』
一方、一刀のいる舞台では
一刀「まさか九龍が倒されるだなんて、雑魚ばかりが集まっていると思ってたら逆に落とされちゃうかもな 」
一刀がそう思いながら対戦相手を探していると
輝闇「ちっ!これってクソゲーじゃねぇの 」
こんな戦いの場だというのに呑気にスマホゲームをしている光魔の姪・輝闇と遭遇した。
一刀「おっ!まさかこんなとこに敵がいるなんて、あいつは女だが倒すなら今がチャンス! 」
バッ!!
一刀は輝闇目掛けて飛び出し
一刀「恨むんならこんな時だってのに呑気にゲームしていた自分を怨みな!! 」
攻撃を仕掛けようとするが
輝闇「あっ、北郷一刀じゃん 」
スッ!
一刀に気付いた輝闇はスマホを向けると
輝闇「バトルアプリ起動 」
カシャッ!
何かの機能を起動させると
輝闇「身体能力ダウン・防御、スピード! 」
パパパッ!!
指先が見えないくらい素早い動きでスマホを操作していき
輝闇「課金! 」
ピッ!
スマホの画面を押した瞬間
ズズズッ!!
一刀「なっ!? 」
急に一刀のスピードが落ちてスローになってしまった。
輝闇「うわっ!?マジで遅いんですけど!?亀並みじゃね!? 」
一刀「何を!! 」
亀並みのスピードだと言われて怒る一刀
更に
輝闇「そんなに遅いんじゃ 」
スッ!
輝闇「返り討ちなんですけど!! 」
ドカァッ!!
動きが遅くなった一刀に対して輝闇は蹴りを食らわせた。
普通ならば大したことない威力なのだろうが
一刀「がっはぁーっ!? 」
ズシャシャーーッ!!
一刀は派手にぶっ飛ばされてしまった。
輝闇「あたしってば超強すぎー!!北郷一刀ってマジ弱い感じ〜 」
一刀「こ…このっ!! 」
ぶっ飛ばされた一刀は立ち上がると
一刀「女だからってもう容赦しねぇ!!俄龍四… 」
輝闇目掛けて俄龍四神弾を放とうとするが
輝闇「俄龍四神弾・封印! 」
ピッ!
輝闇が再びスマホを操作している間に
一刀「神弾!! 」
俄龍四神弾を放つ一刀だが
しぃんっ…
一刀「あれっ? 」
何故か技が発動できなかった。
一刀「(どうなってるんだ俺の体!!さっきからまともに動いてくれねぇ!!)だったら超進化だ!! 」
ゴォッ!!
一刀は気を溜めて超進化しようとするが
輝闇「超進化・封印! 」
ピッ!
輝闇が再びスマホを操作すると
シュウゥッ…
一刀「あれれっ!? 」
一刀の気は集まらず、超進化はできなかった。
一刀「どうなってるんだ!?おいお前、一体何をしやがった!! 」
一刀が輝闇に聞くと
輝闇「教えてやるよ。
実はあたしが開発したバトルアプリの力なんだよね 」
一刀「バトルアプリ? 」
輝闇「そう。スマホを操作して課金すれば相手のあらゆる能力を封印、ダウンさせることが可能なんだよね 」
恐ろしい能力である。
すると
輝闇「解除したけりゃあんたもスマホを操作して金を払いな 」
一刀「マジ!?だったら早速入金するぜ 」
ピピピッ!
一刀は早速入金しようとするが
一刀「何だこりゃ!? 」
スマホの画面には
『身体能力ダウン解除料 500万円』
『俄龍四神弾使用料 1200万円』
『超進化使用料 3000万円』
物凄い高額が表示されていた。
輝闇「恨むんならあんたの強さを恨むんだね 」
一刀「くっ!? 」
ピッ!
バイトをせず、実家からの仕送りしかない一刀だが、いくらかの手持ちでとりあえずスピードだけは半分元に戻す一刀
だがもはや絶望的な状況になってしまった一刀
するとその時
?「北郷一刀のテストはいつも満点 」
一刀「へっ? 」
妙な言葉が聞こえた瞬間
ニュインッ!!
一刀「のわっ!? 」
いきなり棒みたいなものが伸びてきて一刀に襲いかかった。
一刀「何だこりゃ!? 」
一刀が不思議がると
シュルルゥッ…
?「ケケケッ! 」
棒が縮み、根元には
ピノキオ「お兄さん、僕と遊ぼうよ 」
メルヘンズ所属のピノキオが現れたのだった。




