団体戦3・桃香の本気
最強決定戦への最終予選としてコンステレーションズと団体戦を行うことになったウェレスチーム
第一戦は金柑仮面ことエーリカがヴォルフを
第二戦は吉音がアクイラを倒し、順調にウェレスチームが勝利していくなか
第三戦はバトンを拾ってしまったことにより桃香が出場することになってしまったのだった。
一刀「なっ!?審判、今のは間違いだ!俺が代わりに出るから桃香を戻してくれ!! 」
一刀は審判であるジャッジに頼むが
ジャッジ『は?そんなの認めるわけがねぇだろうがこの馬鹿が!バトンを受け取ったら問答無用で試合に出なきゃならねぇんだよ 』
交代は認められなかった。
だが
桃香「私なら大丈夫だよ一刀くん 」
一刀「桃香… 」
桃香「確かに戦うのはおしっこが漏れちゃうくらい怖いけど、私だって今まで何度か一刀くんと一緒に戦ってきたんだもん 」
そう。
実は以外かもしれないがフランチェスカ学園物語にて戦いとなると桃香は高い確率で一刀と組んでいた。
あの弱虫だった桃香がやる気になっている。
ある意味桃香の成長を喜ぶ一刀であったが
?「そんなお涙頂戴的な感動シーンはつまらないねぇ 」
バァンッ!!
いつの間にかアクイラと交代し、一刀達を馬鹿にするような態度をとるコンステレーションズの三番手であった。
一刀「何を!! 」
?「まぁいいや、そこの女はこの僕… 」
バサァッ!!
コンステレーションズ三番手の選手は黒装束を脱ぎ捨てると
ジェミニ「コンステレーションズNO.3・ジェミニ様が相手をしてやるさ 」
バァンッ!!
白と黒の体の色をし、古代ギリシャ風な服を着た金髪ロングの男が現れた。
ジャッジ『それじゃあ、両者準備ができたところで試合開始だぜ! 』
そして強引ながらもジャッジによって試合が開始されると
チャキッ!!
桃香「たあぁーっ!! 」
タタタッ!!
桃香は得物の宝剣・靖王伝家を手に構え、ジェミニ目掛けて勢いよく向かっていくが
こてんっ!!
桃香「うわぁっ!? 」
ビッタァーンッ!!
何もないところで転んでしまった。
ウェレス「おい、本当にあの女は一刀と共に戦いを経験してきたのか? 」
愛紗「う…嘘ではない!確かに姉上は経験している! 」
確かに愛紗の言うように桃香は学園対抗武道大会戦、龍界戦、悪光戦、どれも一刀に同行していた。
だが、どの戦いも桃香はほとんど活躍していなかったりする。
ジェミニ「あんた本当に最強決定戦に出るためのメンバーに選ばれたの?
こんな奴を選ぶようじゃ他の奴らの実力も大したことないね 」
ウェレス「ぐぬぬっ…!!おい一刀!お前があんな使えない奴をメンバーに入れたせいで私まで馬鹿にされたではないか!! 」
一刀の胸ぐらを引っ張りながら怒鳴るウェレス
一刀「と…桃香は使えなくなんかない!その証拠にあれを見ろ! 」
ビシィッ!!
一刀が指を指した先には
桃香「やあぁーっ!! 」
ブォンッ!!
剣をジェミニ目掛けて振り下ろす桃香がいた。
ウェレス「おぉっ!? 」
ところが
よろりっ!
桃香「きゃっ!? 」
バタンッ!!
剣が重いせいでよろけてしまい、再び桃香は転んでしまった。
ウェレス「あれのどこが使えなくなんかないだ!!感想文百字以上で答えてみろ!! 」
一刀「えぇと!? 」
もはや一刀ですら弁解できなかった。
ジェミニ「はぁ〜、雑魚過ぎて相手する気にもならないや、さっさと十分経ってくれないかなぁ 」
桃香と戦う気がなくなったジェミニは選手交替時間である十分を待つことにするが
?「甘く見るなジェミニ! 」
ジェミニ「り…リーダー!? 」
コンステレーションズのリーダーがそんなジェミニに叱責した。
?「雑魚だからといって油断するな!獅子は相手が雑魚であろうと全力を出すものだぞ!! 」
リーダーにそう言われ
ジェミニ「わかりましたよリーダー、というわけで攻めさせてもらうよ! 」
バッ!!
リーダーの指示に従うことにしたジェミニは桃香目掛けて向かっていった。
ウェレス「ヤバい!?おい、誰か桃香を本気にさせる方法を知らないか?
満月を見せたら大猿になるとかさ 」
そんな尾の生えた宇宙人なわけがなかろう
すると
愛紗「一つだけ姉上を本気にさせる方法がなくもない、だが、いや… 」
ウェレス「何でもいいから早くしろ!! 」
愛紗「承知した 」
何やら考えがある愛紗はそれを実行させることにした。
そうこうしている間に
ジェミニ「くたばりな! 」
桃香「ひぃっ!? 」
ジェミニが桃香に迫ってきたが
その時!
愛紗「姉上、こちらをご覧ください! 」
桃香「えっ? 」
ベンチの方から愛紗が自分を呼んでいるのを聞いた桃香がベンチを見てみると
むぎゅんっ♪
そこには愛紗が自分の生乳で一刀の顔を挟んでいた。
愛紗「ほら一刀、私の胸は気持ちいいでしょう♪ 」
むにゅむにゅんっ♪
更に一刀に胸を押し当てる愛紗
これに対して一刀は
一刀「うひょひょ〜っ♪ 」
鼻の下を伸ばしまくり、スケベな顔をしていた。
吉音「八雲は見ちゃダメ!! 」
久遠「見るでない剣丞!! 」
八雲・剣丞『なっ!? 』
吉音、久遠に目を塞がれる八雲と剣丞
金柑仮面「日ノ本の人は時にはすごいことをするんですね 」
詠美「私の胸ではできません… 」
日本文化に驚く金柑仮面と
ウェレスチーム最小の胸を持ち落ち込む詠美
仮面シャドー「!? 」
サッ!
仮面シャドーは見ないよう顔を背け
ウェレス「何で脂肪の固まりを押し当てて喜ぶんだ? 」
この状況を不思議に思うウェレス
ウェレスチームのメンバーがそれぞれ思うなか
桃香「か…一刀くんの… 」
ゴゴゴッ…!!
目の前で愛する一刀が自分以外の女の子にデレデレしまくっている状況を見せられて激しく怒り
ジェミニ「ぶっ飛べ!! 」
ジェミニが攻撃するよりも早く
桃香「馬鹿ぁーーっ!! 」
ドッカァーンッ!!☆ミ
ジェミニ「がはぁっ!? 」
攻撃することができ逆にジェミニをぶっ飛ばしてしまった。
ヒロインは激怒すると最強能力を持った主人公よりも強くなる
もはや西森作品の常識であったりする。
桃香「愛紗ちゃん、いつまでおっぱい押し当ててるの!!一刀くんもデレデレしない!! 」
自分がジェミニをぶっ飛ばしたことを知らず作戦が成功後もおっぱいを押し当て続けている愛紗とデレデレしまくる一刀を責める桃香
ウェレス「あの女、意外とやるかもしれぬ!? 」
この結果はさすがのウェレスも驚いていた。
一刀「何はともあれ、これで桃香の勝利は決定!こっちの三連勝だ… 」
ところが
ジェミニ「まだ終わってないんだよね 」
バァンッ!!
まだジェミニは倒れていなかった。
ジェミニ「まさかあんたのような雑魚にぶっ飛ばされるだなんて思わなかったよ 」
桃香「えっ!?私がぶっ飛ばしちゃったの!?いつ!? 」
自分がジェミニをぶっ飛ばしたことに気付いていなかった桃香
ジェミニ「リーダーの言うように最初から全力を出せばよかった。
というわけでこれから本気を出させてもらうよ 」
するとジェミニは
バッ!
両手足を広げ
ジェミニ「ジェミニ・セパレーション!! 」
と叫んだ瞬間
カァッ!!
ジェミニの体が光り輝き
ブォンッ!!
桃香「えっ!? 」
光が止むとそこには
バァンッ!!
それぞれ白と黒の体をした二人のジェミニがいたのだった。




