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エピローグ


 あれからずいぶんと月日が経った。


    彼は何も口にはしなかったけれど、それでもあの別れ際、


  私は確かに、あの無骨な唇を通して言葉を受け取った気がした。



   ―――待っている。



  あの言葉は、幻聴だったのだろうか。


      弱い私が作り出した、勝手な彼の激励だったのだろうか。


  

    それも、もうすぐわかる。


        もしかしたら覚えていないかもしれないけれど。


              それでも私は、もうすぐ彼のところに行ける。



   報われるとは限らない。

               報われない可能性もずいぶんとある。




      それでも私は、変わらずに、あの人のことが好きだった――……



前回で本当は完結ですが、予約を失敗して「完結」ではなく「続く」としてしまったので、どうせならともう一編くわえました。


どちらを真の終わりにするのかはお任せします。

あるいはどちらも、真の終わりではないのかもしれません。

物語とはそういうものですよね。


「エピローグ」・・・こういう終わり方も楽しんでいただけたら幸いです。

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