ダンスのお誘い
今回のお誘いも、シンデレラではありません(´・Д・)」
おぉ……めちゃくちゃ甘い空気になったよ‼
私とアンナお姉様は、この2人を置いて、軽食でも取りに行こうかと話していた。
「ドレス似合っているわよ? シンデレラ」
「ありがとう。これは、カイル様のお屋敷でお借りしたの」
「そうなの。では、後でお返しに何か持って行って差し上げてね? 」
「わかったわ。アンナお姉様」
だけど……取りに行く前に、アンナお姉様はダンスに誘われてしまった。
「アンナ嬢。私と踊っていただけませんか? 」
「レイン様⁉ 」
しかも、お姉様が気になっている騎士の方だった。
「お姉様。私の事は気にしないでいいから、踊ってらしたらっね? 」
私が、肩を押してあげると、少し顔を赤らめたアンナお姉様は私を抱きしめてくれた。
「ありがとう。シンデレラ! 行ってくるわ」
その後、お姉様はレイン様と踊りに行った。
いつの間にか、近くにいたカイル様とマリーナお姉様は、居なくなっていたし……2人もダンスをしに行ったのだろう。
仕方がない人たちだわ……私は、苦笑した。
****
お母様は、公爵様達とお話をしているので、私が1人になってしまった。
窓の外を見ると、綺麗な庭園だったので、私は外に出ることにした。
舞踏会は、まだ始まったばかりなので、あまり庭園にいる人はいない。
「綺麗な庭園だわ……!」
花は、見事に咲き誇っていてとても美しかった。
噴水があった先に広場があり、私はそこで休むことにした。
他に人はいなかったので、ゆっくりと星を眺めていた。
やっぱり、話が短いよな〜^^;
分かってはいるんですけどね……。