シンデレラ
設定は、大丈夫ですかね(;^_^A
かなり不安です! (つД`)。
むかしむかし 。
この国が、スフォルク国と呼ばれはじめた頃のお話。
この国には、『シンデレラ』 と呼ばれた茶髪で、紫の瞳をした少女がおりました。
彼女は、父親と2人で暮らしていました。なぜならーーまだシンデレラが小さかったころに、彼女の母は亡くなってしまいました。
ですが……シンデレラは、穏やかに楽しく暮らしていたんです。
彼女の父親は、とてもいい父親だったそうです。 母を亡くしたシンデレラを支える為に、苦手な商人の仕事も頑張ってくれていました。
元々、父親は商人の仕事が苦手だったそうです。人見知りなので……。
そんな……彼女の父親は、恋をしたんです。
魔女のような、嫌なほど美しく妖艶な女の人に……。
そんな新しい継母と、義姉たちを連れて、父は帰って来ました。
最初に、父親に聞かされた時は、シンデレラは、驚いたそうですが……新しい家族が増えるのを、喜んだんですって。
父親が、好きにになった人だから、自分もこの人達を好きになりたいと思ってもいたんです。彼女も。この時までは……。
ですが……継母と義姉たちは、そんなシンデレラを気に入らずにイジメはじめました。
娘が嫌がらせを受けていることを、父親は知らず、継母達とシンデレラを信じていたそうです。
ですが……そんなシンデレラの父親は、数年後に体を壊し、亡くなってしまいました。
……こうして、彼女はこの家で、頼れる人が、誰1人居なくなってしまったのです。
シンデレラは1人、継母達からのイジメに耐え続けました。
そんなシンデレラにも、良いことは起こります。彼女の人生を、かえる出来事が起こるのです。
それは、この国の王宮での舞踏会の日でした。
継母達は、シンデレラの事など気にせずに、仕事を無理矢理押し付けて彼女を家に残していきました。
置き去りにされたシンデレラを、かわいそうに思った魔法使いが、彼女の前に現れたらしいです。
魔法使いによって、清楚で可憐な美少女に変身したシンデレラ。
舞踏会に参加できたシンデレラは、王子様と運命の出会いを果たし、新たな幸せを手にしたのですーーー。
これは、私の国で有名なむかし話なんです。彼女は、このスフォルク国の王妃様になったすごい人なんです。
びっくりしますよね〜。
ですが、同じ名を付けられた私は、彼女と境遇が似ていても……全然違うんです……。
ーーー300年後
少女と、同じ名前を付けられたシンデレラは、継母と義姉たちが迎えるところまでは少女と同じ運命を辿りましたが、その後、彼女は、少女とは違う運命を辿ることになりました。
「シンデレラ、シンデレラどこにいるの?」
「どうかなさったの。お姉様?」
「あぁ、やっと見つけたわ! シンデレラ‼ 私のレースの手袋が見つからないのよ。どこにあるか分かる?」
「レースの手袋ですか? それなら……お姉様のお部屋の引き出しにしまってあったはずですわ……」
「まぁ‼ 探してなかったわ! ありがとう、シンデレラ」
「どう致しまして」
私、シンデレラと義姉たちの仲は良好だ。 むしろ、本当の姉妹のように仲良くしてる。継母も同じだ。
父は2年前に亡くなったが、物語のシンデレラとは違い、お母様たちが居なかったら…… 私は、もう身も心もボロボロだっただろう……。
我が家は、‘‘自分の事は自分でやる’’ がモットーだったので、家事は私とリリアだけでどうにかなってしまっていたからだ。
私は、お母様たちを説得して、他の使用人の方たちに帰ってもらい、使用人は、執事のアルとメイドのリリアだけに残ってもらったのだ。
読んでくださって、ありがとうございます。
(^∇^)