転生
私は、ラスボスが好きだ。だってかっこいいし、最強だ。
だから、私はラスボスになりたい。
ラスボスになるには、どうしたらいいのか考えて思いつく限りのラスボスが出てる本やゲーム、アニメや映画にドラマを見続け研究した。
そしてある日悟った
「そうだ転生すればいいんだ!」
転生すればチートを手に入れたり魔法が使えるようになったりするし、吸血鬼や魔王に生まれ変われるのだ。
そうと分かれば早速、トラックを探しに行こう。
その日、今年で37歳になるトラックドライバーの山崎はいつも通りにもつを運んでいた。その心は喜びに満ちていた。
数日前、娘の彩花が生まれたのだ。妻とは15年前に出会い5年の交際を経て結婚したが、子供が出来ずに諦めかけていた所に、妊娠か発覚したのだ。
その時の喜びは、凄まじいものだった。そして、娘が無事生まれたことで、人生最高の幸福を感じていた。
「彩花のためにも仕事をもっと頑張らないとな」
そんな事を呟いていると、信号が青になりアクセルを踏みしめ進み始めしばらく運転していると
「見つけた」
そこに、少女が飛び出してきた。
ガシャ、 ドサという音がした後、少し遅れて黄色悲鳴が上がり、誰かが「警察!」と叫ぶ声が聞こえる。
それを、呆然と山崎は聞いていた。
「やったわ!」
そんな喜びに満ちた幼女の声が、誰もいない部屋の中に響く。その幼女、如月愛歌は転生者である。
前世で、トラックに無事跳ねられ転生出来た愛歌は、新たに生まれた世界のことを知りここが現代日本で、前世とほとんど同じだったが、ただ1つ違うことがあった。
それは、愛歌に超能力が目覚めていたのだ。
さっそく、愛歌は自分の能力について調べ始めた。
そして分かったのは自分の力は、あらゆるものを変換することが出来ると言うことだ。
どういう事かと言うと、たとえば、ライターの火を氷に変換したり、だだの石を金に変換したり、他にも電気を生命エネルギーに変換して、生物の寿命を伸ばしたり、若返らせたりも出来るのだ。
まさに、ラスボスが持つのにふさわしい能力だ。
この力があればラスボスになる夢を、叶えることができる。そう確信した愛歌はさっそくそのための方法を、考えはじめるのだった。




