1年
1年後になにをしていたい?
今、目標を立ててみて欲しい。
1年というのはあっという間だがそう早くすぎるものではない。
2026年になってまだ日も浅いけれど、「今年は痩せるぞ」とか「今年こそは彼女をつくる」みたいな切実な目標があるだろう。
来年度、受験生であれば「1年後、あの大学に受かっていますように」のような願いをしたかもしれない。
目標を立てることはいいことだ。
目標がなければ実際に行動に移すことはできないだろう。
あなたの1年間が素晴らしいものになることを私は心から願っている。
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少し前に秒針の動かない時計を見つけた。
一番長くて細い針だ。
その時計はもう壊れていると思っていたけれど、1分後にその次に長い針である分針は時を刻んでいた。
1時間したら時針は次の数字を指していた。
デジタルではないアナログ時計ならではのことだ。
これはアナログの良いところなのかもしれない。
デジタル時計ならば1秒を受信せず進まなければ1分も1時間も進むことはなく次の時間を指すことはない。
人間に当てはめたらどうなるだろう。
もし、1分単位で物事を考えて行動しなければならなかったら。
まあ、人間は1秒を尺度として動いている訳ではない。
1、2、3、4……と秒針と一緒に数えてもその数字の羅列には必ず間がある。
今と1秒後には単位を使っては表せない時間があるということだ。
どちらかと言うと
あ─────────────────────
と連続的に絶え間なく声に出していた方が私たちが実際に感じている時間に近いのではないだろうか。
ここでまた1分を基準に考えて行動するとき人間はどうなるだろう。
例えば、歩いている時に1分先にはあそこまで進もうと考えたとする。
1分間どう足を動かして体を動かし、その場所まで行くのか一瞬のうちに考えて、こうすると決めた時にはいつの間にか1分先にいる。
つまりは、1分間の出来事は認知出来ないまま進まなければならない。
5分とかでもなく1分であれば簡単だと考えるかも知れないが、人間はただ真っ直ぐに歩を進められているわけではない。
1歩足を踏み出す際にも少しだけ左右にずれている。
それを無意識に感知して前に進めるよう次の1歩でなおしているのだ。
読者にはこう思ってて欲しい。
確かに1分単位で人間が動かなければならなかったら難しいのかもしれないけど、そんなことは実際にはない。
私達はその瞬間を生きることができるのに、何故そんなことを考えるのかと。
まさしくその通りだ。人間は一瞬を生きることができる。なんて素晴らしいことなのだろう。
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そういえば1年後の目標は立てられただろうか。
1年は365日。1日は24時間。1時間は60分。
1年は525,600分ということだ。
1分後にどこにいるか、何をしているかは1分間全ての瞬間で決まる。あなたの一瞬の積み重ねによって決まる。
1分先の目標を立てても1分間思考できなければたどり着けない。
1時間、1日、1週間、1ヶ月先。
1年先は何で決まるのか。もう分かってる。
今この瞬間あなたは何をする?




