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【 promise 】~貴女を待ち続ける~  作者: 灯閖
【 安城 成 の 日常 】
3/8

集会の場所ー③




集会当日。

慣れているという理由で白井さんの飛行機でボスと二人、日本に向かった。

脱獄して以来だろう…日本の空気はロスサントスとは全く違っていて何処か懐かしくも感じた


「安城これ」


日本に到着して車で会場に向かおうと白井さんと別れようとした時

小さな紙切れを渡された。


「何これ?」

「ゆきんこが居る病院の場所」

「あ……」

「お前絶対調べてなかったでしょ?」


何でもお見通し過ぎて、白井さん神やん…

折り畳まれた紙を広げて中身を見る。

そこには住所と何階なのかと部屋番号が書かれていた

白井さんの字で書かれた、冬野雪という文字に何故だか心がぎゅっとした

今同じ国に居るのか…

数時間で会える距離にいるのか…

どんどんとそれが実感された。


「ありがとう白井さん…」

「会いに行けよ?」

「これ貰ったらもうさ行かなきゃじゃん」

「あ?行きたくないんか?」

「いや……まだちょっと不安でさ」

「大丈夫だよ」

「うん…」

「ゆきんこのヒーローだろ?元気付けてこい」

「そうね」


ヒーロー。


”ボクにとって、ヒーローなのだ”


忘れる事のない声が脳裏に蘇る

そうだな。

今一番頑張ってるのはゆきんこだろう

俺が元気付けにいくか

何を不安になっていたんだろう

今不安な中頑張ってるのはゆきんこだろうきっと


「ダークヒーローが元気付けにいくか!」

「おう行ってこい!」


ボスと白井さんの言葉に勇気をもらい

最後の最期まで悩んでいた事がようやく吹っ切れた。

ダークヒーロー出動するか!



新たに決意をした瞬間この集会イベントでさえ

前向きに思えてくれる。

絶対に成功させて、ゆきんこに会いに行こう。


「ボス行きましょう!」

「え、なにお前うるさ」



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