表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うちのパーティーの筋肉僧侶  作者: すごい一般人
第一章
2/8

2 ランクあげあげ

1話を投稿したのが約10か月まえの10分後だ・・・・

「・・・え?」

イケメンくんがあっけに取られる。聞き間違いとかじゃねーから。

「失礼、んもう一回ぃいですか?」

「帰れと言ったんです。ランク差でパーティーとか無理ですし、そもそもその喋り方なんなんですか?」

やっと声をかけてきた男が腹の立つ喋り方、低いランクだったため、落胆から少女はキレてしまった。

パーティーは上下1ランク以上差があると組めない。つまり、DではBとは組めないのだ。

「そ、そこをなんと「無理です」だよね」

しかし、少女は思う。一つでもランクが上がれば組めるのなら、ランク上げに付き合えばいいのでは?と。


☆☆☆


「そんなわけで墓地に来ました」


「何がそんなわけなのか聞いても?」


『え!わかんないの?うっわww』とは思いつつも口には出さない。早速ゾンビやレイスなどのアンデッドが襲ってくるので、後ろから軽く浄化をかけて弱らせる。そしてそこをイケメンくんが剣で斬る、斬る、斬る。

しかし、倒れない。アンデッド討伐は、実は不人気なのだが、それには理由がある。まず全ての個体がタフなのが1番の理由で、そもそも一度でも浄化をかけないと攻撃が通らないため、僧侶や神官は必須なのだ。


「ふっ、そりゃ!」


爽やか(?)な汗を流しながら剣を振るうのは様になっており、金髪が靡いて美しく見える。背景がアレなのでプラマイゼロだが。


【規定数を満たしました。依頼完了とみなします。】

【条件を満たしました。剣士 アレン=リリアスのランクが上がりました。】


クエスト板(依頼を管理する板)から無機質な声が響く。

どうやらイケメンくんの名はアレン=リリアスというらしい。少し可愛らしく聞こえるのは気のせいだろうか。


なぜこんな短時間でランクが上がったのかと言えば、アンデッド狩りは難易度が高く、ギルドへの貢献度も高い。


「さて、掃除しますよ」


「え?」


せっかく来たなら綺麗にしていく。その徹底ぶり故に彼女のギルドでの評価は高く、ギルド員のお姉さん方に可愛がられている。

少女が箒を持ち、枯れ草などを履こうとすると、先ほどの2倍の大きさのゾンビが現れた。

アレンは慌てて走り出すが、間に合わない。そう思った時だった。


「せいっ!!」


少女が戦棍を横に薙ぐと、ゾンビは吹き飛んだ。


「──え?」


「え?」


少女は、強かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ