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うちのパーティーの筋肉僧侶  作者: すごい一般人
第一章
1/8

1 僧侶です拾ってください

気が向いたら投稿する感じなのでだいぶ間が空くかもしれません。

「今日こそパーティー入れると良いなー」

身の丈に合わぬぶっといメイスを持った可憐な少女が、譫言のようにそう呟く。

ちなみにこれで7回目である。

「あぁーっ暇暇暇ー!」

僧侶募集中の冒険者パーティーなどそこら辺にたくさんいるのに少女が誰にも声をかけられない理由は単純明快であり、周りに比べてランクが高いからだ。

世間一般で始まりの街と呼ばれる、ここ『ファウスト』の冒険者のランクは、普通高くてもD。

しかし少女はBランクだった。よってランクの差でパーティーが組めない。

だが少女は他の街にはSランク以上じゃないと入れないという偏見を持っており、残念なことに順調にランクを上げていた。

他の街でもFランクはいるというのに…

「何で誰にも声をかけられないのかなー…」

ランクのせいである。無駄に高くしたランクのせいである。


13歳にしてBランクの彼女は、ぶっちゃけ恐れられていた。

「誰も寄ってこないとか酷くない?こんな超絶美少女ほっとくとか世の男も見る目がねーな〜」

そもそも僧侶(ヒーラー)の癖に戦棍(メイス)なんて持つから、ヤバいやつだと思われているのに。教会にでもいって働いとけ!

「おろ?」

ふと見ると、the•イケメンがこちらに近づいてくるではないか。

そして、少女の隣に立つとこう言った。

「ふつくしいお嬢さん、このボォクと!パーティーを組みませんか?」

ちょっとイラつく言い方。

少女は思わず殴ろうかと思った。

(待て、落ち着け。落ち着くんだ。はい、深呼吸。ひっひっふー。ひっひっふー。...よし。)

「パーティーですか。いいですね。じゃあ組みましょうか。」

「んちなみにぃ。僕のランクはっDラ「帰れ」え?」

偉そうに声をかけてきてランクが低い。これはキレる。

まぁ、高い方ではあるが、少女はそれを知らない。哀れ、イケメン君。

最初の方が素の口調で敬語はちょっと遠慮してる感じです。

打ち解けた相手にはタメ口で話します

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