遊魔、国王に会う
リックは古今無双のスケベな妖怪ハンターです。
リックと美人幼妻の遊魔はオー○ロードのような光の中に吸い込まれ、異世界に飛ばされてしまいました。
何故か変化の術が解けてしまったリックと遊魔は、猫の姿に戻ってしまいました。
そのお陰か、遊魔は猫神に間違えられ、リックは召使いに間違えられました。
そして、素直で可愛い遊魔は馬車に乗せられ、ひねくれていて浅ましいリックは荷車に乗せられて、その国の国王の城に連れて行かれました。
ところが、リック達を待っている国王は、猫神の力を手に入れて、隣国のベカサク帝国に攻め入ろうとしていたのです。
遊魔がピンチで心配な地の文です。ちなみにリックはどうなっても構わないと思っています。
「酷いにゃん! 僕の事も心配して欲しいにゃん!」
非情な事を言い放った地の文に切れるリックです。
そんな事をしていると、馬車と荷車は城に到着しました。
「猫神様、どうぞこちらへ」
遊魔は兵士の団長に案内され、城の奥へと歩いて行きます。
リックがそれに続こうとすると、
「召使いはこっちだ」
兵士の中でも図体が大きい男がリックの首根っこを捕まえて言いました。
「はいにゃん」
強い者には滅法弱いリックは素直に返事をしました。
遊魔は国王がいる玉座の間に通されました。
「ようこそおいでくださいました、猫神様」
国王は立ち上がって言いました。
「私はイナガンヒ王国の国王のネールです」
国王は腹に一物あるのを隠して笑顔で言いました。
「そうなんですかあ、ルーネさん」
遊魔はボウッとした顔で応じました。
「誰がち○こ作家だ!」
国王は屈辱的な間違いをされたので、激ギレしました。
その横で笑いを噛み殺していた宰相が、
「貴女の歓迎の宴を催します」
深々と頭を下げて告げました。
「そうなんですかあ」
遊魔はまたボウッとした顔で応じました。
ドキドキが止まらない地の文です。




