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リック、異世界に飛ばされる

リックの冒険の異世界バージョンです。

 リックは古今無双のスケベな妖怪ハンターです。


 いつものように美人幼な妻の遊魔と共に旅をしています。


「あれは何だにゃん?」


 リックは、道の先に現れた奇妙な光に気づきました。


 その光はまっすぐに天へと伸びており、果ては見えません。


「オー○ロードかにゃん?」


 著作権を侵害しそうな発言をするリックです。


「お前様、奇麗ですよ」


 遊魔は取り憑かれたかのようなボンヤリとした表情で光に駆け寄りました。


「ダメにゃん、遊魔! それはきっと妖怪の仕業にゃん!」


 更に際どい発言をし、遊魔を止めようとするリックですが、


「わわわあ!」


 内山田○とクールファイ○のコーラスのような叫び声を上げて、リックは遊魔と一緒に光の中に吸い込まれてしまいました。


「にゃにゃーん!」


 リックと遊魔は光の中をものすごい勢いで流され、進んでいきます。


(一体どうなっているにゃん?)


 リックは遊魔をしっかりと抱きしめながら、エロい顔をして辺りを見渡しました。


「エロい顔なんてしてないにゃん!」


 適当に表情を描写した地の文に切れるリックです。


「お前様、遊魔は嬉しゅうございます」


 遊魔が密着してきたので、本当にエロい顔になったリックです。


(またハッスルするにゃん)


 よだれを垂らすリックです。その時でした。


「うぉっちっち!」


 またしても際どい叫び声を発し、リックと遊魔は山積みされた藁の中にドスンと落ちました。


「遊魔、大丈夫かにゃん?」


 リックは自分の上に落ちて来た遊魔を気遣いました。


「大丈夫でございます、お前様」


 遊魔は笑顔全開で応じました。リックがそこが家畜の餌置き場のような場所だと確認し、


「それにゃら、早くどいて欲しいにゃん」


 涙目で頼んだ時でした。


「貴様ら、何者だ!?」


 木製の大きな扉を勢いよく開いて、ドヤドヤと入って来たのは鎧兜に身を包んだ兵士らしき一団でした。


(ヤバいにゃん!)


 嫌な汗がたんまりと出るリックです。

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