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幻の夜  作者: 鶉月翠
一章
5/22

 目が覚めた。何か夢を見てた気がする。久しく見ていなかった。内容は覚えていない。けど、何故か気分がすぐれないというか、気持ちがざわつくというか。

 上半身を起こして軽く頭を振る。気持ちを切り替える。覚えていないものは仕方ない。そこで、隣に何かいるのに気付く。ちょっと待て。また、このパターンですか!? てか、何で人のベッドに……。

 隣で穏やかな寝息をたてているのはミリアだった。……さすがに服は着ている。……どうしよう。

 一、そのまま寝かしておく。

 二、起こす。

 三、ミリアの部屋へ運ぶ。

 四、チョメチョメ。

 まてまてまて。そんな選択肢は思い浮かべていない。まして四のは何だ。……起きよ。

 ベッドより降りて、ミリアに布団をかけ直してあげる。

 朝、日課の運動――鍛錬を始める為に、着替えようとする。ミリアが気になったが寝てるし、そこまで気にする事でもないと思い直して手早く着替える。

 着替えを終えてから、外に出て軽く体を動かす。

 元いた世界では考えられなかったよな、今の状況。日々、体を鍛え、《力》を研鑽する。少年漫画ものみたいだ。そもそも俺がそんなタイプじゃない……なかったよな? こっちに来てから何かいろいろと元の自分てどうだった? と思う回数が増えたような気がする。思考が変に逸れてきてる。準備運動はもういいだろう。さて、まずは走るか。

 走りながら前にナイから聞いた《力》の話を思い出していた。


 《力》とは総称である。

 あくまで総称であるので《力》を持つもの、扱う者によって、魔法や魔術などの術式、気などの武式などと名称は様々だ。その総てをまとめて《力》と呼称する。

 なら《力》とは何なのか?

 一言で言えば万能。

 人であれば想像しうる全ての事を実現出来る。全ての者が扱うことが可能で、潜在的に宿しており扱えない者はいない。人という個が自身の中に内包する《世界》。内包する世界を内界と呼び《力》そのものと捉えられている。また、内界から自分自身もしくは外へと働きかける事を《力》を扱うと云う。

 しかし、実際は扱える者も少なく、実現出来る事は限られている。

 人であればと云う様に《力》を持つものは人だけではない。他の動植物等の生物、無機物等それこそ存在しうる全てが《力》を有している。

 更には内界に対し外界とも呼ばれる、その全てを包みこむ《世界》。

 人が持つ《力》は万能。確かに万能であり出来ない事はない。その《力》を宿しているのがたった一人なら。

 一人、個が持つ《世界》。その《世界》の中なら、ありとあらゆる事が可能だろう。それこそ実現不可能な事は何もない。何故ならその《世界》そのものが自身が創りあげたものだから。

 だが、《世界》は一つではない。国の、いやその星単位で考えれば数千万、数億人分の《世界》が在り《力》を有している事になる。それに加えて人以外も《力》を持っている。

 個の外の世界である外界そのものも《力》を有し《理》という形で顕れている。

 例えば、生物には寿命がある。時間は戻らない。火は熱い。氷は冷たい。など、常識と呼べる事こそが外界の《力》の顕れで、それを人は《理》と呼んでいる。

 《理》として顕れた《力》は現象、事象を決定し、内に存在する全てに影響を及ぼす。

 外界の《理》の中で。多くの《力》を持つものの中で。そんな中で万能と万能がぶつかり合えばどうなるか?

 万能は万能によって打ち消される。

 一人の《力》だけなら万能だろうが、外界の《理》の影響を受け、多くの《力》が存在して互いの万能同士をぶつけ合えば相殺し合う事になる。

 何よりも、個が集い、群となした《力》の全てを包み込む無限の広がりを持つ外界の《理》を越えるのは難しい。扱える者も少なく、実現出来る事は限られているのは主に《理》の影響を受けているからだ。

 また、《理》に従う全ての人の《力》が無意識下で働き、《理》を補強し、その時代の常識を創り出している。

 だが、それでも《力》を扱う事は出来る。

 《理》を侵したなら、それ相応の修正を受ける。内界から外界へ《力》を発現させる際には周りの影響を大きく受ける。しかし、その修正を軽減させる手段もある。自然現象などの《理》に模したり、詠唱などを用いる事によって周りの《世界》に発現させようとしている《力》を認めさせて修正されるのを軽減出来る。

 多くの教えや流派・体系が存在するのは、多数のものに認識させて無意識下で働く《力》により、外界の《世界》に認めさせ《理》を改変するためである。

 《力》とは《世界》であり、《世界》を現すものである。


 長い話だったが、まぁそこそこには理解出来たと思う。これから時間をかけて詳しく理解していくつもりだ。自分なりにまとめれば、自身の想像を外へと出す事が出来る。けど、自分がこれをしたいと言っても周りがそれを認めてくれなければ何も出来なくなる。無理矢理実行も可能だけど、それが周りにどれだけ認めらているかで自分自身にかかる負担や効果が変わってくる。つまり、認められれば認められる程実行も容易になるし、自身にかかる負担も減り、効果も変わる。

 一番難しいのは《理》を越える事だろう。外界が創る《理》、さらにその中で暮らす者達がそれを認め《常識》として補強する。個人で《理》、《常識》を覆すのかが如何に難しいかが分かる。と云う事だろう。

 そりゃ、個人差も出て扱える者も限られるよな。俺も多少は扱えるのだけど、その多少が曲者で。

 例えば、火を出そうとする。……マッチ一本位の火が出る。

 例えば、水を出そうとする。……雨粒一つ位の水が出る。

 例えば、風を出そうとする。……団扇で扇いだ位の風が出る。

 ……言ってて虚しくなってきた。身体強化の方も強化にはほど遠いし。

 ナイは不器用と評したが、あながち間違ってはいないかもしれない。

 おっと、もうすぐで走り終わるな。

 いつものコースを走り終えて息を整えていたら、横から水が入ったコップが差し出された。顔をそちらの方に向ける。

「ミリア」

 名前を呼んだ人物が立っていてコップを差し出さしていた。

「おはよ。これ」

「おはよう。ありがと」

 挨拶と礼を言いコップを受け取り、中に入っていた水を口に含み少しずつ飲む。一気に飲まない用に気をつけながら水を飲み干す。

「はー、生き返る」

 水を飲む俺をジッと見てたミリアがこの一言に、「んー。リンは死んでたの?」という突っ込みを入れる。……実はこれ、俺が生き返ると言うと決まって言われる。なので、特に反応を返さなくても問題ない。

「さて、今日は」

「ボクと実戦だね」

 今日の予定の呟きに重ねられるミリアの一言。……はい? 実戦? 何を仰ってますか。

「待て、ミリア。それはない」

 慌てて否定しておく。

「んー、なんで? 実戦に勝る経験はないよ?」

 いや、ドヤ顔で言われても……。

「確かにそうだけど。だけども。実力の差を考えてくれよ。前に試しにとやった時、散々だったじゃないか。俺が」

「んー、大丈夫。今回は手加減するから」

「……前回は手加減なしだったんかい」

 実力の差。戦闘経験なし(微はあるかも)対多数の魔獣を瞬殺出来る相手では、それこそお話にならない。例え手加減されても、変わらないだろう。

 剣術と体術の基本をナイに教わり日々鍛錬しているが、ナイも専門家というわけではないので細かい教えが出来ない。当然俺の方の実力は日進月歩とはいかず、遅々として進歩していない。

 なので実力差のある実戦も参考にならない。全く持って参考にならない。

「いつものように型から一連の流れをするよ」

 そう言いながら、空のコップをミリアに渡して鍛錬にはいる。そんな俺をミリアは少しの間半眼で見てから家の方に戻って行く。少し素っ気なさすぎただろうか。少し後悔しながら、次第に体を動かす事だけに意識を集中していく。


 鍛錬後、汗を流し、着替えてから朝食へと向かう。すでに調理も終わり、後はテーブルに並べるだけとなっていた。準備をしているナイに声を掛ける。

「おはよう、ナイ」

「おはよう。なかなかいいタイミングだね。もう終わるから座ってなよ」

 ああ、と返事をしながら席に着く。ミリアも準備の手伝いをしてたみたいだ。台所の方から出て来る。

「リン、終わったの?」

「ああ。ミリアは朝食の準備を手伝ってたのか?」

「ん。ナイが少しは食事に関係する事を覚えろって」

 良かった。朝の事は何とも思ってないみたいだ。……俺の考え過ぎか? さっきの事もあり、この時俺はミリアの言い方がおかしい事に気付かなかった。

 準備も終わり揃って食事を開始する。

「「いただきます」」

 三人の声が見事に唱和する。

「前から思ってたけど、君の国でのこの風習はいいね」

 ナイのその言葉に頷く。

「ああ。食材と料理人に感謝をして、食事をいただきます。俺もそう思う」

「僕たちの国にはないからね。感謝の気持ちは大切だよね」

 祈るのは有るんだっけ? それより、何か妙に言外の含みがなかったか。まあいいか食べよう。

 目の前に置かれているパンに手を伸ばす。俺の世界で定番(?)のベーコンエッグをのせたパンだ。

 ガブリとかぶりつく。……俺の中の時間が静止した。この瞬間漸く二人の言葉に含まれた意味を理解した。

「……ぐ。うう」

 呻きながら、吐き出すわけにもいかず、なんとか呑み込む。見た目は至って問題なし。しかし、味が、とにかく味がっ。甘い。ひたすらに甘い。何でこんなに甘いんだって位に甘い。

 以前、俺とミリアも料理し食事を作ったのだが、ナイに駄目出しを受けている。

 俺は味や焼き加減などが安定せず、良い時はそれなり、悪い時には不味い(味見もしてるんだけどな。……向いてないのか)。

 ミリアは……根本的に問題が。料理自体はそれなりに作れる。しかし、味付けが問題……いや大問題で。ひたすらに甘く、どんな料理でもとことん甘くしてしまう。しかも、本人はそれを美味しく食べている。

 恨みを込めた目でナイを見る。

「……食事に関係する事って料理かよ。……ナイ。なんで止めてくれなかった」

「何を言ってるんだい。君らの内どちらかでも料理をしてくれないとずっと僕が作る羽目になるじゃないか」

「そ、それはそうだけど。せめて指導を……」

 俺とナイの会話に目の前の食事を作った本人が入ってくる。

「リン、おいしい?」

 ……どう答えろと。質問には答えず、答えの分かった質問をミリアに返す。

「……今日の朝食作ったのミリア?」

「ん。そうだよ。ボクとリンの分」

「……ナイの分は?」

「自分で作ってたよ?」

 ……ナイ~~。ちゃっかり自分の分は自分で作ってやがる。そうだよな、普通に食べてるしな。

 もう一度恨みを込めた目でナイを見る。

「感謝して食べなよ? もちろん残さず」

 家主にとどめをさされた。うう。俺の分を作ったって事はこのスープもだよな。目の前が暗くなってきた。隣を見ると、ミリアは美味しそうに自分の分を食べている。ミリアの味覚……どうなってるんだろう……。

 俺の視線に気づいたのか、こっちを見て小首を傾げながら仰る。

「甘くておいしいよ?」

 ……いや、その甘さが問題なんですが。

 ………………。

 覚悟を決めて味わず一気に食べた。ええ、食べましたとも。

 その後、少しの間動けなくなったのは言うまでもなく。


 食後、時間を置いて復活した俺はコーヒーを飲んでいた。ブラックで。口の中がまだ甘い気がして、甘くないものを口にしたくてコーヒーを淹れた次第。

 ちなみにナイとミリアも一緒に食後のティータイムを堪能している。ナイは紅茶。ミリアはミルクティー(激甘。砂糖を大量に容れてた)

「ああ、そう言えば」

 ナイの言葉に視線を向ける。

「君ら二人に用事があるんだよね」

「? 何の?」

「メイが」

 用事について聞き返すと答えは名前だった。……まとめて言えよ。

「メイが俺達に? 何の用事だろう」

「さぁ? 昨夜連絡が一方的に来ただけだから判らないよ。待ち合わせをしようってさ」

「……行けば判るか。待ち合わせ場所は聞いてる?」

「街の入り口で待ってるってさ」

 その後にボソリと付け加えられた言葉を危うく聞き逃すところだった。言葉が頭の中に入ってくる。その言葉は待ち合わせの時間だった。

 一瞬の間。

「て、おい!? 待ち合わせ時間もうすぐじゃないか!?」

「あれ、そうかい?」

 何食わぬ顔で聞き返すナイ。惚けてるが、単純に忘れてただけだろう。少しだがナイの口元が引きつっている。おそらく伝言を頼まれてた(一方的にだが)ナイがそれを忘れてた事を妹に知られた後の事を想像してしまったのだろう。

「……行こう」

「ボクも?」

「そうだよ。メイを待たせると悪いから早く行こう」

「ん」

 ミリアに声をかけられ、それに返答し、すぐに出掛ける準備をして街へと向かう。のだが、途中……と言うより外に出てすぐにミリアの提案で街には待ち合わせ時間ピッタリに着く事になった。

 ……転移なるものを初めて体験致しました。後から聞いた話によると高速移動の一種で転移ではないとの事。高速なのですごい速さで動く(浮いて)だけなのだとか。

 普段は使う気がないみたいで、今回は俺が急いでいたので使ったらしい。

 街の入口前から見えない場所で移動はやめて後は普通に歩いて行った。お陰でメイを待たせる事なく落ち合えた。ナイはミリアに感謝だな。惨事になる事を回避出来た訳だし。……いや、朝食の件もあるし、忘れてた事を告げるべきか。


 時間通りにメイと落ち合って用事を聞いた俺達。用事の内容を聞き、それを果たす為に一旦別れる。メイとミリアは一緒に、俺は一人で。最近はよくミリアと一緒に行動する事が多かったので久しぶりな気がする。

 とりあえず目的の場所へと向かう。目的の場所は警団。お呼ばれを受けたみたいなのだ。何故ナイの方に話が来ずに、メイの方に行ったのか。二度手間な気がするんだが。

 そして警団に着いて呼ばれた件についての話になった。担当は少し年配の警団員。

「すまないね。呼び立てたりして」

「いえ、構いません。なんでも、俺が魔獣に襲われた時の事をまた聞きたいとか」

「そうなんだ。すまないが頼むよ」

「はい。けど、なんでナイの方に直接連絡をくれなかったんです?」

「単純に手違い」

「…………」

「そ、そんな目で見ないでくれるかな。ナイの所に連絡をしたつもりがメイの所だってね。そのとき丁度出なければならなくなった。メイに手短に事情を説明して、ナイに連絡してもらう事にしたんだ」

「帰って来てからし直すとか」

「時間的にも遅かったから。帰ってきたら日付が変わっていたしね」

「改めて連絡とかでも良かったのでは?」

「それはそうなんだけど、出来れば早い方が良くてね。それこそ昨日王都の警団本部より連絡があって、至急再調査をするようにと」

「本部から至急……。ってそんな事俺に言っても良いんですか?」

「別に問題はないよ。どのみち、このままいけば街でも噂に上がり始めるだろうから」

「……俺以外にも危険区域外で襲われた人がいる……?」

「ふむ。察しが良くて助かるよ。正にそうなんだ。ここ最近立て続けに起こっていてね。警団としても動いていたんだが、何分手がかりらしい手がかりがなくてね。関連がありそうな件を遡って聞き込みをせよとの事なんだ」

「けど、俺が話せるような事は前に話した位の事しかないですよ?」

「それでも構わないよ。もう一度話してもらえるかな? 出会した状況と出来れば魔獣の事を思い出せる限り詳しく」

 こうして襲われた時の事を前に訊かれた時以上に細かく話す事になった。特に魔獣と関しては事細かく訊かれた。状況からの判断からではなく、特徴等から何かあたりをつけるつもりなのだろうか? まぁ、俺が気にするような事でもないだろうけど。警団は俺のいた世界の警察と同じようなものらしいし、ナイも警団は優秀だと言っていたからな。


 聞き取りが終わった頃には時間が昼近くになっていた。警団の建物より外に出て、待ち合わせ場所でもある猫屋敷亭に向かう。昼に落ち合うようにしていたので、二人はもう待っているかもしれない。足早に向かっていたら、俺を呼ぶ声が聞こえた。聞こえてきた方向を見るとミリアとメイがこちらに歩み寄って来ていた。

「あれ? 二人とも、先に行っているかと思ったけど」

 俺の傍まで来た二人に訊くとメイが答えてくれた。

「ミリアさんの用事で思いのほか時間がかかってしまいました」

 合流出来た俺達は猫屋敷亭へと向かいながら話を続ける。

「ミリアの用事って?」

「服を作ってもらうのに採寸していたんです」

「服? 服なら普通に買えばいいんじゃ」

「……リンさん。本気で言ってます?」

「リン……」

 え、ふたり揃って何その眼? 俺なんかまずい事言った? 冷や汗をかきながら話題をそらす。……駄目な奴だなこれじゃ。

「えーと。腹減ったな。早く行こう」

 思いっきり棒読みになってしまった。メイの苦笑とミリアの微笑みを受け、食事をするべく猫屋敷亭に向かうのだった。


 猫屋敷亭に着き、ミリアとメイが入った後に続こうとしてふと、目に入った紅。

 一瞬あの時の夜が脳裏を掠めたが、思い返す事もなく、すぐにその人物に釘付けになった。

 一言で赤。全身が赤い。髪は真紅。赤いコートを着込み、腰に佩いた剣は柄や鞘までもが赤。後ろ姿だったので瞳の色までは分からない。

 目立つ。とにかく目立つ。浮いていると言ってもいい。実際、通り過ぎる人の殆どがその人物を一瞬でも見遣っている。

 店の前で暫く固まって見ていたが、今の状況を思い出し慌てて中に入っていった。

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