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リアルとバーチャルの狭間で  作者: 疾月
第一章 はじまりの日
9/20

Episode09 刀の敵

フィールド紹介


アルティムの森


ゴブリンの巣窟

木がじゃまで視界が悪い。





ダクスバーンの丘


クエイプチョッパーの巣窟

朝でも夜でもずっと薄暗い。




 俺達は頭の2つあるクエイプチョッパー、

 〈ツインヘッドチョッパー〉と対峙していた。

 そいつの手には、剣が握られている。

蓮「刀装備か、気をつけろよ。」

咲「‥‥‥‥了解。‥‥‥‥」

優「りょ~か~い。」

桜「‥了解。‥」

 桜の応答が少し遅いのに蓮は気付いた。

蓮(やっぱりあのこと、思い出してんのかな。)

 そのことを聞く前に〈ツインヘッドチョッパー〉が突撃してきた。

蓮「ッ!」

 ガキン!っと硬質な音、俺とツインヘッドチョッパーは鍔迫り合い

 の状態になる。しかし、STR値は相手の方が高いためじりじりと押されていく。

蓮「くっ!援護頼む!」

優「りょ~かい。」

咲「‥‥‥‥了解。‥‥‥‥」

桜「‥分かった。‥」

 優が二剣で蓮に加勢する。咲は相手へ鎌で攻撃するが、

 桜は動かない、いや、動けない。

 ツインヘッドチョッパーは動けない桜に狙いを定めたようだ。

 剣が桜に迫る。

蓮「桜!」

桜「‥ッ!‥」

 桜は反射的にガードしたが額が少し切れた。

蓮(ちっ!やばい!)

蓮「咲、優、桜から離れろ!」

咲「‥‥‥‥なぜ?‥‥‥‥」

優「えっ、なんで?」

蓮「いいから早く!」

 桜が額に手を当て、血が出ているのを見て、顔から表情が抜け落ちる。

 そして、もう一度ツインヘッドチョッパーが桜に迫る。

 振り下ろされた剣は桜が大盾でガードし、やつを蹴り飛ばす。

桜「さぁ、どこから切り刻んでほしい?」

 そして桜はやつに斬りかかる。

蓮(この状態になるのは4年ぶりか。)

優「桜、性格変わってない?」

咲「‥‥‥‥?‥‥‥‥」

 優と咲は桜から離れている。

桜「お前が死ぬ時生きていると実感できる!

 あははははは!」

 ツインヘッドチョッパーの体力ゲージはもうほとんどない。

桜「切り刻まれろ!砕け散れ!四散しろ!」

・・・・・ツインヘッドチョッパー四散。・・・

桜「まだ足りない。もっと、もっと、もっと!」

 桜はこっちに斬りかかってくる。

蓮「桜、落ち着け!」

優「桜、落ち着いて!」

咲「落ち着いて‥‥下さい‥‥」

 ガキン!っと俺と桜は鍔迫り合いの状態になる。

 こっちは両手なのに、片手の桜に押し込まれる。

桜「もっと、もっと、もっと!身を削るように!」

 俺は桜の剣をいなして、かたく抱きしめる。

蓮「桜、大丈夫だから、大丈夫だから。」

桜「離せ!」

蓮「桜、お前のことは俺が守るから、なっ。」

桜「うるさい!」

蓮「絶対、お前のことを守るから!」

桜「ううっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ。・・・」

蓮「桜、大丈夫か?」

桜「んっ?私何を?れ、蓮なにしてんの!?」

蓮「はぁ、また、なったんだよ。」

桜「ああ、そう。‥‥またなっちゃったんだ。‥‥

 ごめん、優、咲。」

優「別に気にしてないよ。」

咲「‥‥‥‥別に、気にしてません。‥‥‥‥」

桜「ありがとう。」

優「そんなことより、いつまでそうしているのかな。」

桜「あっ、」

 やっと状況を理解した桜はバッと離れてこっちを睨みつけてくる。

蓮「こうしなきゃ元に戻らないだろ!」

桜「ああ、そうだった。」

 実際、そうなのだ。

 小学校では8回くらいなってしまい、いつもこの方法で

 元に戻していた。

優「桜はそんなことしてたんだ。うらやましいな。

 な~んてね。」

咲「‥‥‥‥蓮さんは桜さんしか

 眼中にないんですね。」

蓮「えっ、なにが?」

優「あーあ、桜が可哀想だよ。」

咲「‥‥‥‥‥‥蓮さん、ひどいですね。‥‥‥‥」

蓮「だから、なにが?」

 桜はしばらく真っ赤になっていた。

                     ◆

あの青年はあの部屋で微笑んでいた。

「ここからが大変だよ。Ren。」

蓮達の道は長い。




作者「あーあ、疲れた。」


マネージャー「ようやく一章完結か。おせぇし、ハンパだよ。」


作者「文句言うな。出番減らすぞ。」


ガチャ


蓮「おじゃまします。」


桜「おじゃまっしま~す」


咲「‥‥‥‥おじゃまします‥‥‥‥」


優「ヤッホー」


作者「おお、来た来た。」


作者「全員そろったことだしアレやりますか。」


作者「せーのっ」


全員「今まで読んでいただき、ありがとうございました。

  これからもご愛読よろしくお願いします。」


作者「お疲れ~、じゃあ帰って。じゃ~ね~。」


蓮「何のためにここに呼んだんだよ!」


作者「えっ、このためだけだけど?」


蓮「みんなに殺るぞ!本当の敵はこいつだ!」


作者「最後はみんなからか!?(最後じゃないです。)

  まっtギャァァァァァァ・・・」


マネージャー「これからもご愛読よろしくお願いします。」


マネージャー以外

 「意外と真面目だな!」


バタッ


作者は血だまりに沈んでいた。

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