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リアルとバーチャルの狭間で  作者: 疾月
第一章 はじまりの日
5/20

Episode05 復讐の少女

更新しまくる時とあまり更新しない時があるのでご了承下さい











あの少女 霧野 咲は自分を夢で見ていた。

最初は家族と笑っている自分

次に、家族が消滅するのを見ていることしかできない自分

最後は、自分ではなく、助けてくれた赤い剣士だった。

                     ◆

「んっ、」

「おっ、気がついたか。」

と、顔を覗き込んできたのはあの時の赤い剣士だった。そう認識した瞬間、脳裏に家族が消滅する瞬間が蘇った。そしてガバッと起き上がろうとした時に体中に激痛がはしった。

「‥‥‥‥ッ!‥‥‥」

「まだ起き上がらないほうがいいぜ。体中にアザがあるから。ところでお前、名前と登録名はなんて言うんだ。」

「‥‥‥‥咲、霧野 咲、登録名はMisut」

「咲か、よければ話を聞かせてくれないか。」

「‥‥‥別にいいけど‥‥‥あたしが東京に避難した時に母が逃げ遅れて消滅するのを見てしまって‥‥‥あたしの命に代えてでもあいつを殺すんだって決めたんだ‥‥‥」

「そうだったのか。」

「‥‥‥まあ、あたしが死んでも悲しむ人なんて一人もいないし‥‥‥だからもしあたしが死んでも関係ない‥‥‥」

咲はそれでいいと思っていた。人知れず戦い、人知れず死ぬ、それでいいと思っていた。しかし、

「俺が悲しむ!俺はこんな事いえる人じゃないが、俺とお前はもう関わり合ったんだ!一度でも関わり合ったらもう無関係ではいられない!だから簡単に死んでもいいなんて言うな!」

咲はその時、衝撃を受けた。あたしが死んだら悲しいなんて初めて言われた。学校では酷いいじめを受け、父は顔を覚える前に死んでしまって、母はそれから仕事にずっと追われていた。やっと母がゆっくりすることができるようになった日が今日だった。

「‥‥‥ううっ、うっ、うぁぁぁぁぁぁぁぁぁん・・・・」

「おい、どうした、ちょっ、」

「‥‥ううっ、あたし嬉しいんです‥‥‥」

「なっ、何が?」

「‥‥‥あたし、生まれて初めて死なれたら悲しいって言われました‥‥だから‥‥‥」

「おっ、おう。わかったからもう泣くな、なっ。」

「‥‥‥はい、あのよかったらあたしの話を聞いてくれませんか?‥‥‥」

「おっ、おう。わかった。」

そして蓮はしばらく咲の話を聞くことになった。

                     ◆

その日の夜、アルティムの森を黒い影が駆けていた。

姿が見えないのは黒いローブを装備している他に《隠蔽アビリティ(ハイドアビリティ)》を装備しているからだろう。黒い影はゴブリンを次々に葬っていく。

敵モンスターは首や心臓などをクリティカルすると一撃で倒せるらしい。

黒い影はその夜、ゴブリンを葬り続けた。





作者「今回もスペシャルゲストをお呼びしました。

   霧野 咲さんで~す。よろしくお願いしま~す。」


咲 「‥‥‥‥ッ!‥‥‥」


作者「えっ、どうかしましたか?」


咲 「‥‥‥似ている‥‥お前か!」


作者「えっ、ちょっと待て、おい、まさか、マネージャー!後のほうって言っただろ!」


マネージャー

  「すみませ~ん、間違えました~。」


作者「おい、マネージャー!ってちょっと待って、

   なんで咲さんも抜刀なんかしているんだよ~!

   ちょっ、まっ、ギャァァァァァァァ‥‥‥‥‥‥」


咲 「‥‥‥‥次回、黒ローブと出会う‥‥‥‥‥‥‥かも‥‥‥」

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