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リアルとバーチャルの狭間で  作者: 疾月
第一章 はじまりの日
4/20

Episode04 ゴブリンの宴






やっと戦闘シーンが書けた♪

長かったよ~…










東京はVWS稼動の10年前に超大規模な地下街建設工事が行われた。全階層567にも及ぶ地下街の面積は東京と同じ広さがあり、日本全ての食糧をまかなってもお釣りがくる。その工事の企画者は秀原 義人だった。

                     ◆

場所は変わってアルティムの森の前の安地(モンスターのポップしない場所)で桜に講義をしていた。何故かというと三分前にこんな会話があったからである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三分前・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「桜、アビリティの装備しておけよ。」

「えっ?アビリティってなに?」

「・・・・・はあ!?」

マズい思考回路がフリーズした。しかし、その緩慢になった思考回路でどうにか質問する。

「まさか、アビリティを知らないわけじゃないよね?」

「えっ?知らないけど。」

「ウソだろ~!!」

というわけで現在俺は絶賛講義中。

「アビリティっていうのは装備することによって自分のステータスを強化したりすることができるものだ。桜はバスターソードと大盾だから《巨剣・大盾複合アビリティ》は装備したほうがいいな。」

「別に講義しなくったってもいいのに。」

と、ぶつくさ言いながらもアビリティの選択をしている。初期のアビリティスロットは3つ。そしてどんな条件なのかは分からないがとある条件を満たすと増えるらしい。そして複合アビリティはスロットが一つで済むが熟練するのがかなり遅い。

「さてと、俺はなんのアビリティにしようかな。」

そして、選択したのは《片手用直剣アビリティ》と《感知アビリティ(スキャンアビリティ)》だ。

桜が選択したのは《巨剣・大盾複合アビリティ》と《全属性魔法アビリティ》だ。

「さ、行くか桜。」

「了解、蓮。」

とその時

「あいつのせいであたしの家族は消滅したんだ!」

という、叫び声が聞こえた。

「桜。」

「OK、でも初の実戦なんだから気を引き締めていこう。」

という言葉を聞く前に俺は走り出していた。そして見つけた。ゴブリン五匹とその中央に少女がいた。少女はアザだらけで服には血がところどころに付いている。

「あいつ、なにやってるんだ!防具も着けずに・・・死んじまうぞ!」

少女の足取りはふらふらと頼りない。その時、一匹のゴブリンが少女の頭部に棍棒を叩きつけた。そして少女は膝から崩れ落ちた。ゴブリンたちが喜んでいるように見えた。その中の一匹が少女にとどめを刺そうと大きくジャンプした。そのまま棍棒をピクリとも動かない少女に叩きつける気だ。

「間に合え!」

少女に叩きつけられようとしていた棍棒は間一髪俺の身体に遮られた。激痛に体中が痺れたがそれを無視してゴブリンと対峙する、腰の剣を抜いて左前の半身になって左の剣を横に、右の剣を弓を引き絞るように構える。剣の柄には鎖が付いていて、それはそれぞれ四本ずつの組になっている。そのまま睨み合って先に動いたのはゴブリンだった。真っ直ぐ突っ込んでくる。

俺は構えたままゴブリンの攻撃を見極める。ゴブリンが棍棒を振りかぶった瞬間、

(いくぜ、俺が今まで練習していた八刀流剣技!)

「参の型 宙剣乱舞!」

敵向かって斬りかかっただけのように見えるが違う。両手の剣と鎖で繋がっている剣もゴブリンに襲いかかる。斬り刻まれたゴブリンの頭上にあるHPバーが消失しゴブリンが無数のポリゴン片になって四散した。他のゴブリンは一匹もいない。どうやら桜が倒したっぽい。

「ふーっ、そこそこ弱かったかな。それにしてもよく扱えるね、それ。なんでよ?」

「まあ、あれだ。あったろ、そこで鉄パイプ振り回してたんだよ。長いのとか斧みたいなのとかさ。その中で一番難しいのがこれみたいなやつでさ、ずっと練習していたんだよ。そしたらこの有様だ。」

「うわっ、危ないやつだな、まあそれは置いといて、この子どうすんの?」

「うーん、俺が背負っていくよ。だから警護よろしく~。」

「えーっ!」

と言いながらもちゃんとやってくれるのは桜のいいところだなと蓮は思った。

                     ◆

あの部屋ではまた青年がモニターを眺めていた。そのモニターには蓮達と漆黒の少女が映し出されていた。











初めてあとがきをやる・・・緊張して・・・いません。

作者「初回はスペシャルゲスト?に来ていただきました。

   レンく・・・間違えた、葉山 蓮君と峰崎 桜さんで~す。

   こちらのソファにどうぞ~。」


蓮 「おーい、作者さん、なんで俺のソファだけボロボロなんだ?」


作者「・・・・・・・・お金が足りなかったったんです。

   桜さんのソファに10万使っちゃって・・・・・」


蓮 「八つ裂きにすんぞオイ!」


桜 「作者さんにそんなこと言ったらダメだと思うよ。

   もしかしたら出番減らされちゃうよ。」


作者「まあ、そんなことは置いといて、蓮君は赤が似合うね~。

   桜さんは薄いピンクかな。」


桜 「あの、作者さん。なんで私たちを呼んだんですか?」


作者「ああ、呼んだ理由?特に意味はないよ~。

   あとがきっていってもやることないから呼んだだけ。

   ちょくちょく呼ぶと思う~。」


(カチン!)

桜 「蓮ヤるよ(殺るよ)」


蓮 「おう!」


作者「ちょっと待って、何でいきなり抜刀なんかして・・・

   うぁ、ちょっ、待っ・・・ギャァァァァァァァ・・・」


桜 「作者さんが事故ったけど、多分続くよ。」


蓮 「次回あの少女の行動の理由が明らかに!?」

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