登場人物
登場人物が多くなったので、まとめてみました。
年齢は物語開始時のものです。
ネタバレは……微妙にあるので、気になる方は一通り読んでからの方が良いかもです。
王室関係者
エルドシール・ドラクロム・ゼッタセルド(十九歳)
ゼッタセルド王国の現国王。赤金色の巻き毛と濃く暗い色調の紅の瞳を持つ。
前国王の末子で第十二王子。
身長は約百九十センチ
ローレッセン・ドラクロム・ゼッタセルド(享年三十六歳)
エルドシールの父で前国王。十二人の王子と八人の王女を設けるが、第五王子の謀反により死亡。
シェゼールミーア皇后(五十三歳)
北の大国フェンリール出身の王族。息子である王太子が不慮の事故で死亡した後は離宮に引き蘢ったまま十年以上人前に姿を見せていない。
サイゲル卿(五十歳)
故ローレッセン王の弟。エルドシールの叔父。
神殿関係者
キヨ(鈴木京子)(二十三歳)
召還された五代目神子。黒髪黒目の純日本人。割と成熟した女性の肉体を持っているが、こちらの世界では華奢で小柄な部類に入る為に十五歳前後と認識されている。現在はアレシアの元で尼僧見習いとして励んでいる。
アレシア(三十八歳)
エルドシールの母。ダークブロンドの髪に灰色を帯びた緑の瞳。尼僧として高位の慈母の位を持つ。現在はラダトリア女子修道院の院長。
グラスロー(六十一歳)
シーラ教主神殿の神官長。王の幼少時の教育を担った。仙人の様な長い白いヒゲが特徴の見た目は穏やかな老人。
貴族社会関係者
ハロルド・デア・ドールーズ/ドールーズ伯爵(四十五歳)
色々と裏で暗躍中の野心家。現在は副宰相として表面上はレイゼン公爵の派閥に属している。白髪混じりの銀髪に灰色の瞳の偉丈夫。文官というよりは武人の様な見た目。独身。
セリーヌ・ファレ・ガルニシア/ガルニシア公爵令嬢(二十歳)
髪は茶色、瞳は暗緑色。エルドシールの正妃候補の一人。
メイミ・アレ・スフォルツァ/スフォルツァ子爵令嬢(十六歳)
ダークブロンドの髪、茶色の瞳。ぽっちゃり体型で丸顔が特徴。
セリーヌの侍女として王宮に上がる。
ベレス・ファレ・ガルニシア/ガルニシア公爵(五十九歳)
財務大臣を務めているセリーヌの父。金髪に緑の瞳だが、今は完全に白髪になっている。綺麗に整えられた白い口ひげが自慢。子供はセリーヌの他に折り合いの悪い跡取り息子と既に他家に嫁いだ娘が二人いる。
チェルネイア・ガレ・ゼットワース/ゼットワース侯爵令嬢(十九歳)
ゼットワース侯爵の弟の娘だが、現在は養子縁組で長女となっている。
髪は栗色、琥珀の瞳。
カトリーヌ・デア・マルゴット/マルゴット伯爵令嬢(三十歳)
金髪に青い瞳。チェルネイアの侍女として王宮に上がる。未婚。十代の頃、王宮侍女として働いていた。
メレデス・ガレ・ゼットワース/ゼットワース侯爵(四十二歳)
茶褐色の髪、暗赤色の瞳の武人。剣の他、槍も得意とする偉丈夫で、現在は左将軍を務める。三人の息子がいる。
フィリシティア・ファレ・レイゼン/レイゼン公爵令嬢(十六歳)
銀の髪、青い瞳。レイゼン公爵の次女。国一番の美女と言われた母譲りの美貌で父に溺愛されている。エルドシールの正妃候補の一人。
ハンナ・シェ・アンセル/アンセル男爵令嬢(十八歳)
髪は赤みがかかった茶。瞳は焦げ茶。養子縁組で男爵令嬢になり、フィリシティアの侍女として王宮に上がる。平民出身。
アルフォース・ファレ・レイゼン/レイゼン公爵(五十一歳)
アッシュブロンドの髪とアイスブルーの瞳。フィリシティアの父。宰相を務めている。痩身で神経質そうな外見。フィリシティアの他に亡くなった息子と長女マリエラの三人の子供がいる。