表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/36

第12話「影の王、裏組織を制す」

廃工場の地下、黒い深淵を制御した氷室。

その周囲に立ち尽くす裏組織の幹部たちは、完全に圧倒されていた。


城ヶ崎が静かに告げる。


「氷室……ここで決着をつけるべきです。

 潜入作戦の目的は、裏組織の活動を止めること。

 そして、王としての力を示すことです」


氷室は赤い瞳を前方に向け、牙の影を膨らませる。


「……わかった。

 誰も傷つけさせない。

 俺は影の王だ。

 そして、守るべきものを守るために、

 ここを潰す!」


牙の影が幹部たちを包囲し、

黒い霧が廊下と部屋を覆い尽くす。


幹部の一人が恐怖に駆られ声をあげる。


「まさか……一人で……!

 影の王……!?」


氷室は冷静に牙を振るい、

幹部たちの攻撃を反射的に弾き返す。


彩花が後方で声をあげる。


「お兄ちゃん……すごい……!」


城ヶ崎も微笑む。


「これが王の力です。

 守る意志で動かした影は、

 攻撃にも防御にもなります」


黒い牙が幹部たちを押し返し、

一瞬のうちに廃工場内の裏組織は制圧された。


リーダー格の幹部が氷室に向かって跪く。


「……認める……

 影の王……お前には逆らえない……」


氷室は赤い瞳を静かに光らせ、拳を握る。


「これで終わりだ。

 お前たちの悪事はもう終わりだ……

 誰も守れないままにはさせない!」


都市の地下で、黒い牙の影が静かに収束する。

深淵は完全に制御下に置かれ、

裏組織の活動も一時的に停止した。


城ヶ崎が氷室の肩に手を置く。


「潜入作戦、成功です。

 これで影の王としての力も証明されました」


彩花が微笑み、兄に駆け寄る。


「お兄ちゃん……本当にすごい……!」


氷室は微笑み返し、赤い瞳を都市の夜空に向ける。


(……これで裏組織も一段落。

 だが、世界にはまだ守るべきものがある。

 俺は影の王として、進み続ける……!)


──影の王としての潜入作戦は成功し、

──氷室の力と覚悟はさらに確固たるものとなった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ