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異世界ライター毎日放浪日記  作者: 冬の夕暮れ
シュウギース編
7/22

07 初戦闘は、ダイジェスト(?)で

うーん、一旦どこへ向かうべきか。


上田:「とりあえず最初は、チュートリアルみたいな、最初の村みたいな、そういうところから行って防具とかそろえたくない?私服着てるだけで、武装的に言えば素っ裸だよ?」


大空:「たしかにそれはあるな。じゃあ...こことかどう?」


どれどれ...ここは、


田村:「ここは、インヴェルノ...?」


大空:「そう、今俺たちが居るシュウギースっていう国に一番近いから。」


上田:「いや、私の案何も採用しない感じですか?」


大空:「いやたださぁ、全部知らない文字列と同じだから。」


まぁ、それもそうか...


及川:「てかすごいな、この中心のヴァルエスト?っていう国を囲むように、北にはプリマヴェラ、東にイスタット、南に俺たちのシュウギースからの、西にインヴェルノ。」


上田:「別に普通じゃない?」


及川:「いや、こっからが大切なんよ。その、今言った四つの国が組み合わさって、クアトロスタジョーニっていう連合を作ってるって。」


本当だ。

何故にこのヴァルエストを囲む四国(よんこく)で連合を作ったんだろ。

ヴァルエストとは仲の悪い国が一つでもあるんだろうか。


大空:「あぁその話か。これは聞いた噂だけど、もうそろそろクアトロスタジョーニVSヴァルエストで戦争を始めるって。これが本当かは噂だから分からんけど。」


うーん、それが本当ならかなりこの付近の国に居るのは危険だけど、噂っていうのが動きにくいなー。

もうちょっとその情報には確定要素が欲しいなぁ。


大空:「正直、移動をインヴェルノにしたのは、この戦争っていうのもある。」


田村:「それはどういうこと?」


大空:「今一番近い国はヴァルエストなんだけど、四対一の戦争を始めるかもしれない国には行けない。なら、ヴァルエストの次に近いインヴェルノに行こう。こういうことだ。」


上田:「ありがとう、結構ちゃんと考えてくれてるんだね。」


適当なインヴェルノ行こうじゃないのに安心だわ。

大空さん...勇者だろ。もうこのパーティのリーダーでいいよ。

大空さんなら、勇者です。とか、このパーティの頭になりました。って言われても、納得できる。

だってこれだもん。一番このパーティに貢献してる。


大空:「まぁまぁ。じゃあ、今から行くのは【インヴェルノ】ということで、決定でいい?」


全員:「「「オッケー!」」」


大空:「それでは、今から私たちは、【インヴェルノ】へ行くということで。それでは、しゅっぱーつ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そして、私たちは5日という長期の移動により、ついに私たちの中で第二の国、【インヴェルノ】に到着した


田村:「あー、やっと着いたー...」


大空:「ヴァルエストの次に近い国とはいえ、遠かったね。」


田村:「本当そうよ。途中ででかいオークに出会って、鑑定ちゃんの言うとおりにしたら魔法が打てて追い払えたり...」


及川:「固有スキルが二人(大空と田村)が恐らく戦闘では使えないと判明したり...」


大空&田村:「おい!」


上田:「及川が実は隠れ博多弁の持ち主だとわかったり...」


及川:「別に隠れてたつもりはなかったんだ!」


田村:「でも反応が隠してた反応だったよ?」


及川:「それはそういう風に聞こえただけ!」


田村:「ま、別に何弁だろうと変わらないんだけど。」


上田:「たださぁ、途中でなんか方言使ってる人たちが襲い掛かってきたことはあったよね?」


大空:「あぁ、あったな。結局方言で何言ってるのかわかんなくて正味怖くはなかったけどな。」


田村:「あぁあぁごめん、私も話盛り上げちゃったけど、もう夜になりそうだし、町の探索は明日に回して、速く宿探しに行かない?」


大空:「確かにそうだな。それじゃ、わかれたら面倒くさそうだし全員で固まって探索を...」


田村:「ちょっとちょっと、私のこと忘れてない?私魔法で場所探しできるんですけど。」


大空:「確かにそうだった。ごめん。お願いしやす。」


田村:「ちょっとまっててねー...お!あったよ!あっちの方向!」


大空:「ありがとう田村!それじゃ、そっちに行ってみるか!」


そして私はこう思った。


上田:「もうやだ、歩きたくないー...」


声にまで出てしまったようだ。

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