03 ドキドキ初投稿
さぁ、おやすみって言ったけど、時間無さそうだし今確認するしかないっしょ。スキル、小説家になろう!
鑑定さん、小説家になろうを鑑定してくれる?
鑑定:「鑑定結果出ました。
この、小説家になろうというスキルは、上田町南様の固有スキルである。能力としては、閲覧数に応じてステータスを変更することができ―」
いや、長いよ。要約していただける?
鑑定:「鑑定結果出ました。
閲覧数に応じてステータスを変更することができる。投稿方法は現世と同じである。また、現世で使っていたアカウントとは別のアカウントで登録されます。以上です。」
ほーん、ありがとう、鑑定さん。
じゃ、ログインするか。念じればいいかな?
出でよ、小説家になろう!
まぁ、期待はしてなかった。鑑定さん、どうやったらログインできる?
鑑定:「鑑定結果出ました。
念じれば出る。以上です。」
いやいや、嘘でしょそれ。さっきでなかったんだけど?
鑑定:「鑑定結果出ました。
ステータスを出し、そこにある小説家になろうをタップするとログイン出来ます。以上です。」
なんだよ、最初からそうと言ってくれよ。じゃあ、ステータスを出そう。
出でよ、ステータス
おっ、出てきた
名前:上田町南
平均攻撃力:5
平均体力(HP):30
平均体力(SP):5
魔力貯蔵量:5
全体平均:11.25
所持スキル:小説家になろう
これの小説家になろうってところタップしたら良いのか?
ポチっ
うわっ、まぶしっ。
おぉ、これが、異世界版なろう...いや、普通と変わらんわ。
で、なんだっけ。『小説の閲覧数に応じてステータスを変更すること』ができるんだっけ?
じゃあ、なんかを一旦投稿したいけど、そんな、今急に初めても思い付かないけど...そうだ!今の私の日記とか毎日投稿してみる?
これいいじゃん!けってー!
だとして、じゃあ日記だから今日の内容は...一旦異世界召喚された話を書くかー。
ということで、完成したものがこちらです。
うんうん、良い感じ!じゃ、このアカウント初投稿、やっちゃおー!
よし、今日はこのアカウントの初投稿をしたということで、まぁ、寝ようかな。起きたら閲覧数いくらになってるかなー。ってことで、淡い期待を抱きながら、おやすみなさーい。
上田:「おはよー。ふゎー」
あくび混じりのおはようをしたところで、閲覧数の確認をと。
え、初投稿が...一夜で30閲覧!?しかも、このアカウントが凄いわけでもない、まっさらなアカウント。そんなアカウントで、初投稿30!?ものすごいな。やっぱスキルになるだけあって、私才能ある?
鑑定さん鑑定さん、いくつ閲覧数があったらいくらステータスをいじれる?
鑑定:「鑑定結果出ました。
2閲覧数につき1つステータスを変更することが可能です。以上です。」
今回は30だから、÷2の、15変更可能?いや、全体の平均が結果15になるの、低いのかな?どうなんだろ。
鑑定さん鑑定さん、普通の全体平均ステータスはいくつ?
鑑定:「鑑定結果出ました。
全体平均ステータスは、全人類の平均は83.25です。以上です。」
いや、想像以上にめっちゃ私低いじゃねーか!
一応言っとくよ?
上田は初回を投稿して30PV来たら、嬉しむくらいの人です。




