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異世界ライター毎日放浪日記  作者: 冬の夕暮れ
シュウギース編
2/22

02 アル中田村

今回はお話メインで進んでいきます。

大空:「お前どうする?」


及川:「俺は...って、ビールどれだ?」


上田:「ないんじゃないの?この世界にビール。」


そう、私は異世界にきた。


及川:「すまない、アルコール...飲んだら変な感じになる飲み物はどれかあるか?」


店員:「よく分かりませんが、このブールという飲み物なら、おそらく...」


及川:「それじゃあそれを...みんなビールいる人は?」


私含めみんな手を挙げた。いや、全員飲んべえなのかよ。


及川:「ブールを4つ」


店員:「承りました。」


上田:「そういえば、みんな前世は何してたの?」


大空:「俺、実は前世映画監督してたんだよね。」


田村:「えー、前世映画監督で固有スキル映画監督なの!?実は、私も前世ミュージシャンやってて、それでスキル楽器(ミュージシャン)なんだよねー。」


大空:「つまりそれって、前世やってた職業とかが固有スキルに反映されてるのかな?」


田村:「そうなのかもねー。」


いや、待てよ?そういえば固有スキルが鑑定だけの人が...


田村:「上田さんはじゃあ前世は小説家だったの?」


上田:「そうだよ。まぁ、あんま売れてなくて、多分知らなかったと思うけど。だから小説家に()()()なのかもー。」


まずい、この流れでは、恐らくニートの及川さんにヘイトが向いてしまう!おっ、ナイスタイミング。


店員:「大変お待たせ致しました、ブール4杯ですねー。」


まて、及川さん!近いからといってブールを配るなど目立つことをしては...!


大空:「及川さんは前世何を?」


おいー!大空てめぇ、及川さんを殺すつもりか!そんなの、自分でギロチンに首をかけろと言ってるのと同義だろ!


及川:「俺は、ひよこ鑑定士だったぞ?かわいらしい仕事だろ?」


上田:「よかったー、固有スキルが鑑定だけって聞いたから、ニートなのかと思った。」


及川:「そ、そんなわけないだろ?」


いや、雲行き怪しくなってきたぞ?ま、静かにしとくか。知らぬが仏とはこのこと。


大空:「そんなことより、仕事チックな話になるけど、これからどうする?任せられたからには、討伐しないなんて道はないぞ?」


田村:「一旦、この世界の地図とか欲しくない?」


大空:「それはそうだな。明日探してみよう。他になにかこれからすることについて意見ある人はいるか?」


上田:「はい!」


大空:「はい、手を挙げてくれた上田さん!」


上田:「やっぱり旅をするにあたって、防具や武器を持つべきだと思います!」


大空:「確かにそれもそうですね。他になにか意見は?」


大空:「なにもないね?オッケー、じゃあ、明日は地図を探してから防具と武器を集める。これでいい?」


全員:「了解!」


そこからは、みんなで呑みながら雑談をしてから、解散した。こんな時間がずっと続けばいいのに。あ、あと、分かったことで、田村さんはアル中レベルで呑む。


上田:「じゃ、宿に戻ろう、田村さん。」


田村:「いやぁ、もっとぉ飲もうよぉ。まだお金はあるよぉ?」


アル中並みに呑んで、めっちゃ酔っ払う系でした。



上田:「宿についたよ、田村さん。」


田村:「やったぁ、おうちについたぁ。」


上田:「おうちじゃないですよー。宿ですよー。田村さん、分かりますかー。」


老人介護の人の気持ちが少しだけ分かった気がする。

別に老人介護の人を馬鹿にしてるわけではない。本当に。


上田:「ふぅ、やっとベットに寝かせれたー。」


前言撤回する。子育てしてる主婦の気持ちがわかった。

別に子育てしてる(ry


田村:「上田さん、あの人たち、どう思う?」


えぇ?急にいつもに戻った。びっくりしたー。


上田:「え、えーっと、どういうこと?」


田村:「だから、男子達どう思う?って。恋バナよ、恋バナ。」


えぇ?急に恋バナ?


上田:「いや、まだ特に彼らには何も思ってないけど...」


田村:「あらそう、じゃあ面白くなさそうだしいいや。おやすみなさい」


上田:「おやすみ」

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