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異世界ライター毎日放浪日記  作者: 冬の夕暮れ
インヴェルノ編
15/22

15 情報仕入れ大戦争

私たちがある程度移動したころ、ついに新しい町に着いた。


上田:「鍛冶の町...ファーブロ...?」


大空:「そう、鍛治町ファーブロ。ここは、二つ名【鍛治町】のとおり、鍛冶が盛んに行われている。」


ほぉー、結構ちゃんと調べてるんだなぁ。

やっぱ勇者に抜擢(ばってき)されただけあって、ちゃんとしてるわ。


大空:「そのために、冒険者に成り立ての人たちが集まり、防具を揃えたり、見習い冒険者が集まるからパーティを作ったりされる。だって。」


上田:「...?だって...?」


大空:「ほら、このパンフレットに。」


...うーん、期待を裏切ったため有罪!

この世界の勇者はできる男ではなかったようです。

この世界大丈夫かな...いや、無理だろうな


及川:「で、今回はここに冒険者が集まるから情報をあつめよう...って魂胆(こんたん)?」


大空:「良くできました、100点満点の心読みよ、それ。ってことで、二つのグループにわけて情報収集しよう。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

...ということで、分かれたのが、


上田、大空コンビ


田村、及川コンビ


この2グループとなりましたー!


大空:「果たして、どちらのグループが、多く、質の高い情報を持ち出すことができるのでしょうか!それでは、スタート!」


とは言っても、最初はどんな情報が欲しいかの、意見の擦り合わせが必要だろうなぁ。


上田:「どんな情報を仕入れに行く?」


大空:「最低でも、王様が言ってたのがどんな人だと思われるのか、これは調べておきたいよね。」


上田:「情報収集ってなると、定番は酒場とかかなぁ...」


大空:「そうだね...まぁ一旦は良さげな酒場を探しに行こうか。その間にでも会議をしよう。」


上田:「そーだね。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ってことで、まぁそれっぽい酒場には到着したし...


大空:「一応最終チェックをしようか。」


上田:「誰なのか、どこにいるのか、それと一応で国交関係ね。」


大空:「よし...じゃあ行こうか、勝負の第一酒場へ。」


ある程度はこの第一の酒場で情報を貰いたい。

あとで貰えるなんて保証はないんだし。

ってことで、私はまぁ女性に声かけていくか。


上田:「すみま...」


いや、誰のこと教えてって言えば良いんだ?

別に、【最近ブイブイ言わせてるやつ】って言って、理解できるなら別に良い。

...でも、そんなやつは人によって千差万別、なんなら昨日聞けば違う回答だって出たかもしれない。


そんななか、他の人が言ってた抽象的なヒントだけで人を当ててみろなんて、九九を教えられてだけの子どもに3桁の掛け算をさせるくらい無理ゲーでしょ。


普通に聞いちゃダメだ...でも、どう聞けば良いんだ...


上田:「最近の国交関係ってどうなってますか?」


完全に諦めたわ。

流石に無理だわ。


酒場の客:「最近は...」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大空:「よし、それじゃあ、こちらのチームから、得られた情報を言おう。」

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