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異世界ライター毎日放浪日記  作者: 冬の夕暮れ
インヴェルノ編
10/22

10 田村さんって、音t...

大空:「...それはそうと、これからどうするか...」


そのとおり、宿とはいえ住む場所を失った。

ただまぁ...


上田:「別に家が焼かれた訳ではないんだし、他の宿屋行けばよくなーい?」


大空:「まぁそれもそうか。どうせもとに戻っただけだな。新しい宿をさがそう!とりあえず、田村、偵察(サーチポイント)を頼む。」


田村:「りょーかい!偵察(サーチポイント)。えー、どこだどこ...宿屋、宿屋、宿屋...♪宿屋宿屋宿屋♪宿屋ーをー探ーすとー...あ、あった!」


...ものすごく音t() ゴホンゴホン

すごいなぁ、田村さんは。

しかもすごくね?やっぱこの魔法。

簡単に場所、物を探すことができる。

かなりの万能魔法か?偵察(サーチポイント)


大空:「どっちの方向にあるん?」


田村:「今(ゆび)()してる方。」


大空:「オーケー、じゃあそっちに出発だ!」


...もう疲れたよー...ぐったりだわ、朝っぱらから騒動に巻き込まれて...ってあれ結局なんだったんだ?


上田:「大空さん、さっきのあれについて説明してくれる?そういえば聞いてなかったんだよ。」


大空:「そうだったわ、後でって言って話してなかったね、ごめん。ただそれに関しては多分及川の方が知ってる。」


上田:「ありがとう。」


あ、そうだったんだ。

あれの第一発見者っていうか、そういうのは大空さんなのかと思ってた。


上田:「ねぇ、及川さん。さっきのあれについて教えてくれる?」


及川:「あぁ、さっきはたしか、すぐ俺が起きてから気づいたんだ。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

俺は、今日、起きたらすぐに異変に気がついた。

そう、外が赤かったんだ。

真っ赤で真っ赤で、本当に何事かとおもったぜ。

しかも、今思うとちょっと熱かったんだよな。

その時は今日は暑いなぁ程度だと思ってたんだが。


それで、早速外を見てみたら、見たこともないような地獄絵図が広がってたんだ。

真っ赤な色...それは炎だったんだ。

それに驚いた俺は、すぐに大空を起こした。


大空:「なんちゅうことだ!みんなを起こしてくる!あ、その前に...」


そういうと、大空はすぐに外へ向かった。

そしたら...


大空:「暴風!+、沿岸の風!」


まさかのかなり抽象的というか、なんかコアな風を吹かしたんだ。

すると、瞬く間に(またたくまに)炎が消えていった。

そして、大空は俺にここを守るように言い、お前らを起こしにいったんだ。


それからは、まぁ知っての通りって感じか。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大空:「結局はなんだったんだろうな、さっきのは。」


田村:「私はあまり見てないから分からないけど、もしかしたらヴァルエストが攻めてきたのかも。さっきの宿の場所は国境に遠くないでしょ。」


あまりにも頭良いなぁ、田村さんは。


上田:「よくもまぁ予想とはいえ、そう思えるね。そんなこと思い付きもしなかった。」


田村:「ありがとう。」


...んー、一言コメント無しか。

『使えるかは分からないけど』とか言ってアドバイスとかもらえるものかと思っちゃってたから、ちょっとガッカリだわー。

まぁ、そんな強欲にならないことと大切だね。

うん、きっとそうだな。

そういう考えを持てた上田でした。


チャンチャン。


最後に一曲。

魚魚魚ー魚ーをー食べーるt...止めとこう。

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