1/1
飽きたっつの
「ぐぅっうぅ」
「やめろ!やめてくれぇ!、」
「化け物!」
私が両親を殺したのは5歳の時
その時のことはあまり覚えていない。
ただただ包丁でさして刺してさして刺して
返り血を沢山浴びながら、殺した。
殺し終わって、暇になった私はボーッとしていた。
、、、、、お腹空いた、痛い、
まぁいいやどうでも、いい、、
「スゴいね、これ全部君がやったの?」
そうして私は拾われた。
「ふぁーぁー」
私、雨村刹那は大きなあくびをして目が覚めた。またこの夢かぁ、
両親を殺してから毎晩この夢を見るようになった。
「飽きたっつの」
髪をかきあげ、いつもどうりおばあちゃんの形見のネックレスを着け、ピンを止めて部屋を出た。
「おはようございます」
「おはよー」
ここは寮、沢山の人が住んでいる。
ここにいるみんなは花樹に拾ってもらった人たちだ。
私もその一人。生活を共にしている。けれどここは普通の寮じゃない、殺し屋の寮だ。
私達は一流の殺し屋に拾ってもらい育ててもらった、未熟の殺し屋だ。
これは私のちょっと変わった学園生活。