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第4話:スライムとの絆と進化の可能性
朝の柔らかな光が部屋を満たす中、俺は自室でスライムを見つめていた。
ダンジョンでの失敗に落ち込んだ日々だったが、この小さな相棒だけは変わらず俺のそばにいてくれる。
「お前がいてくれて、助かってるよ」
スライムはゆっくりとぷるぷると揺れ、まるで返事をするかのように跳ねた。
俺はスマホを手に取り、『モンスターテイム攻略サイト』を開いた。
スライムの詳細ページにはこう書かれている。
【スライム】
HP:6
攻撃力:2
防御力:2
捕獲難易度:低
進化可能:通常進化あり。レベルアップ、絆の深まり、特定アイテムが条件。
ふむふむ、と頷きながら、進化に関する条件を読み進める。
多くのテイマーはすぐに強いモンスターに乗り換えてしまうため、進化まで育てる人は少ないらしい。
(俺はどうするかな……)
この小さなスライムと過ごす時間が、どれだけ心を癒してくれているかを考える。
(進化させるかどうかはわからないけど、まずはもっとお前との絆を深めよう)
スライムの柔らかな体を優しく撫でる。
「一緒に頑張ろうな」
心の中でそう誓い、俺は今日もまた仕事に向かう準備を始めた。




