第2話:装備を整え、ホーンラビットに挑む
日曜の朝。
今日は前回より少し早起きできた。
(よし、今回は奥のほうまで行く前に、ちゃんと武器を用意しよう)
スライムはモンスターストレージに収納し、俺は端末を操作して近くの冒険者協会へ向かうことにした。
冒険者協会は、装備や武器の預かり・貸出をしてくれる施設だ。
受付で簡単な登録を済ませると、ずらりと並ぶ様々な武器や防具が目に入った。
「初めての装備選びなら、こちらの初心者セットがおすすめですよ」
受付の女性が勧めてくれたのは、軽量の短剣と革製の防具のセットだった。
「これなら軽くて動きやすいし、テイマーにも扱いやすいと思います」
俺はそれを借りて、装備を整えた。
協会では、武器はロッカーに預けておけるため、ダンジョン内だけで取り出して使用できる。
荷物の負担が減り、動きやすいのがありがたい。
「よし、これで準備は万端だ」
協会を出て、ダンジョンへ向かう。
階段を降りると、いつもの湿った空気とほのかな魔力の匂いが漂う。
スライムが跳ね回る1階入り口を抜け、俺は奥へと進む。
やがて、白くてふわふわした小動物が跳ねているのが見えた。
(あれがホーンラビットか……)
ホーンラビットは警戒心が強く、こちらの動きを鋭く見ていた。
俺は武器を構え、距離を保ちながら慎重に攻撃のチャンスを探る。
ホーンラビットの動きは素早く、単純に攻撃を当てるのは難しかった。
数度の攻防の末、ホーンラビットが疲れた隙に、テイムスキルを使い挑戦する。
だが、結果は……
【テイム失敗】
ホーンラビットは跳ねて逃げ去った。
(くそ……やっぱり強いな)
悔しさを噛みしめつつも、次はもっと準備して挑む決意を固める。
俺は深く息を吸い、ゆっくりとダンジョンを後にした。




