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依頼

魔界は常に夜である。

常に瘴気に包まれているので、太陽の光が届かない

しかし、1年に一度のみ朝が来る時がある

その日は必ず毎年同じ日に来て、魔物が一切現れないことや、英雄が誕生した日とされているので、人々はその日を聖なる日(クリスマス)と呼んでいる

「やはりここにいると、時間間隔が狂うわい」

儂らはあの騒動の後、宿屋へと行き、休憩していた

しかし常に夜であるので、寝て起きてもまるで寝た気がしない

年寄りにとっては辛いことこの上ない

「まぁ、大丈夫だろう」

レダはそう言っているが、寝ても寝た気にならない生活は本当に辛い

早く慣れたいものだ


今日は防具や武器を整え、本格的に旅の用意をする予定だ

腰痛がひどいので、万が一にも死んでしまうとシャレにならない

だからこそ準備は入念に、だ


―――


「おいおいこれじゃ足りないぜ、お客さん」

お金が足りなかった。

ラースが昨夜ギャンブルで相当な量をすったらしい

あいつは一度だけでなく歳の数分くらい殴ったほうがいいのかもしれないな

肩が痛いからやらないが

とりあえず、お金が足りないことには始まらないので、仕方なくギルドで簡単な依頼を受けることにした

「これなんかどうだ?」

ラースが選んだのは、C級の討伐依頼だり内容は活性化したオークを殲滅することだ

オーク単体はE級ほどだが、今回は群れているためC球になっているらしい。

ちなみに、ギルドの依頼とパーティーのランクは、F〜Sまである

Sは国家戦力レベル、または一つの国家を破壊しうる存在だ。S級の魔物に対しては複数の国家が協力して対処する場合が多い

そしてF級は討伐系は少なく、採集や人探しなどの依頼が多い

駆け出しの冒険者は必ずこの道を通っていると考えると、妙に感慨深いことだ

そんなこともないか

基本的に依頼は上下1つ離れているものまで受けられる

私たちはC級なので、受けられるのはDからBだ

ランクは上下するが、それはまた追々説明するとしよう

依頼の話に戻ろう、報酬は銀貨が2枚

C級の相場は銀貨1枚なので、少し高めだ

「よし、それにするかの」

オークが活性化している場所までは馬車で2日だ

交通費支給のホワイト案件である


―――


特に何もなく、儂らは目的地に到着した

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