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第45巻 真実の愛とは

短編小説

真実の愛とは

第45巻

男は世界を愛した、どんなに理不尽なことが起きようと愛した、男は彼女がいたから全てを許せた、女はすでに穢れていた、しかし男は女を愛した、男は常に彼女のことを考え、常に何でもした、男は男の鏡だった。しかし、男は決して譲らないものがあった、それは絶対に行為はしないことである。男は頑なに断った、女が何を言ってきても頑なに断った。男の行動は女には理解できなかった。しかし、男はその分他のことで愛を示した。女には確かに響いていた、しかし女は納得出来なかった。女は何故か満たされなかった、女は穢れていた。だからなのかもしれない、女は浮気をしていた、男はそれを知った、男は初めて許すことができなかった。男は怒り出したのではなかった、男は一言、何かを言った。それは全てを語っていた、しかし女には響かなかった、男は何か決心した顔をしてドアを静かに開け、暗闇の中に消えていった。男は真実の愛を見つけたのではない、自分で作り出しのである。それは自分を抑えることであり、性に逆らうことである、それは耐え難い時間であっただろう、その男は純粋であった。しかし女の全ての穢れを許した。しかし、女は過ちを犯しすぎた。男はその道を耐えることができなかった。普通の女性なら耐えることが出来たのかもしれない。しかし女は穢れすぎていた、男は不幸であった、しかしこれも運命。男は彼女を愛していたからこそ、男は性を抑え、真実の愛を作り出そうとした。男はある日それを見た、それは男に見せたある男の物語を、その男は決して性を出すことはなく、決して彼女を作っても性を抑えた。だが、その男も悲しみに暮れ死んでいた、男はそんな物語を何百、何千と見た、しかし男は女を信じた、同じ物語は繰り返さないと全力を尽くした。だがまた同じ物語を辿った。男は何度も同じ運命を辿る。男は決して救われるはずのない道を行く。しかしそれは男もわかっていた、だが男はその証明出来ることのないそれを証明しようとした。男は決して一度も魂が穢れることはなくそれを証明しようと。男は何度も悲しみに暮れ、人間が出す涙の量を超えていた、男はこの先も報われることはないだろう、しかしそれが運命であり、男の使命であり、芸術であり、世界の意思である。それは何人も踏み入ることが出来ない領域であり、それは神ですら干渉はできない。男は美しい死を望んだ

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