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第33巻 皆何かに依存する
短編小説
皆何かに依存する
第33巻
私たち人間は何かに常に依存している、それは時に人間に、物に、事象に、自分に、人は何かに依存していなければやっていけない。そんな弱い生き物なのである。それは私も例外ではない。ある人は小説に依存し、ある人は生きることに依存した、ある人は死に依存し、ある人は人に依存する。私たちは常に何かに依存している。だが人が依存しない時がある。それは感情を表現する時である。それは何人も邪魔することはできない。何人も踏み入ることはできない。人は感情を出す時だけ、人は人であろうとした。人はその瞬間だけは何にも依存をしていなかった。それは人間の最も美しい瞬間であり、全員が求める美である。だから人は小説を求め、漫画を求め、アニメを求め、映画を求める、感情という、美を求めるために、人は生きている。人は感情を求めるために生きている。そして感情を求め死を選び、皆死を尊び、意味嫌い、恐怖し、そして死に美しさを求めた。そんな醜い生き物、それが人間であり、それが美しいのである。




