第11巻:生きる意味とは
短編小説
生きる意味とは
第11巻
男はいつも夢を見るこれまで数々の夢を見てきた悲しい夢、苦しい夢、幸せな夢、色々な夢を見てきた、でも男は最後の夢だけは思い出せない。それはどうしても思い出せない、もしかしたら思い出してはいけないのかもしれない。男は夢を見るそして今日も夢を見る。
あるところに小さな子供がいました。その子供はいつも楽しそうにしており、毎日が幸せいっぱいでした、子供はよく遊んでいました、近所の子供達とよくサッカーをしています、子供はよくサッカーをした後壁当てをしていました。それは壁当ての音がとても心地よかったからです。子供はいつも壁当てをしています。子供はもうすでに社会の在り方を知ってしまいました。子供はだから壁当ての音を聞いているのです。子供はもう社会に希望がありませんでした、子供でありながらそれは精神に大きな負荷をかけます。子供はいつも何か満たされませんでした、何をするにも何か満たされません。ですが、壁当てをするときだけほんの少しだけ子供は心が満たされました。子供はその瞬間だけは幸せでした。だからどんな時も壁当ては絶対にします。子供は辛い時も悲しい時と嬉しい時も壁当ての音を聞いていました。子供はもう大人になりました。その歳は実に25歳、久しぶりに壁当てをしていると何故か悲しくなり、嬉しくなり、色々な感情が湧きました。そして壁当ての音が止みました。




