192 回答『ランダムエンカウントの実装方法』
『
件名:Re ランダムエンカウントの実装方法
お問い合わせありがとうございます。
お問い合わせ頂いた件につきまして、以下のように回答いたします。
また、末尾に簡単なアンケートがございますので、よろしければお答えください。
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回答者:ドラ子
お問い合わせ番号:20024007081
■お問い合わせ1
お世話になっております。
貴社製品を利用して作成しているダンジョンについて質問がございます。
現在、私達は世界創造チームを結成し、とある世界の新規創造を行っております。
と言いますのも、近頃世間ではゲーム世界転生なるものが流行していると聞きます。
それを知った我々の上司が、それならばとチームを結成し、とあるゲームを元にした世界を創造し、管理世界の輪廻から零れ落ちた魂を掬い上げて移住させるプロジェクトを発足させました。
ゲームの世界を元にした住民を創造し、ゲーム開始地点の雛形を作り上げれば、あとは複数の世界を並行管理しながら、掬った魂ごとのストーリーの違い等も観測できるため、娯楽としても注目度の高いプロジェクトとなっております。
ただ、現在その雛形作成にて問題が生じております。
完全なる世界の新規創造に比べ、世界観の作成などの手間が大幅に削減され、著作権等の権利関係の話も順調に進んでいるのですが、ワールドマップ作成、およびダンジョン作成にて問題があるのです。
ゲーム世界で存在するランダムエンカウントが、Solomonの機能として見つからないという点です。
もしかして、Solomonにはランダムエンカウントの設定が存在しないのでしょうか?
■回答前提
お問い合わせにあります『ランダムエンカウント』とは、ゲーム等で見られる以下のような流れのものと認識しております。
1.パーティがダンジョンを歩く。
2.一歩ごとにエンカウントの判定が行われる。
3.判定に成功すると、戦闘用のフィールドに移動する。
4.敵味方ともに戦闘行動を開始する。
5.戦闘に勝利する、戦闘に敗北する、戦闘から逃げる、戦闘を中断されるなどの条件で戦闘が終了する。
6.戦闘のリザルトの後に元いたダンジョンに帰還する。
以下はこの前提で回答いたします。
■回答1
恐れ入りますが、Solomonにはダンジョンに侵入した冒険者のモンスターとの遭遇を、ランダムエンカウント方式にする機能は実装されておりません。
ご了承ください。
■お問い合わせ2
もしそうであれば、どのようにしてランダムエンカウントを実装すればよいのでしょうか?
ご教示願います。
■回答2
回答1でご説明致しましたように、Solomonにはモンスターとの遭遇をランダムエンカウントにする機能はございません。
ただし、カスタムトラップ機能や関連イベント機能などを用いて、以下のような流れのランダムエンカウントイベントを演出することは可能と考えられます。
1.ダンジョンに侵入した冒険者を監視し、行動情報を収集する。
2.行動情報が何らかの閾値を越えた冒険者を強制的に転移のトラップで戦闘用の空間に転移する。
3.戦闘用の空間にモンスター召喚機能を用いてモンスターを召喚する。
4.戦闘結果に応じて、冒険者を元の場所に戻す等の処理を行う。
以上のような流れを一連のイベントとして登録しておくことで、貴ダンジョンの中ではランダムエンカウントと同等の処理を行うことができるものと考えられます。
それぞれの機能については、以下のマニュアルに記載がございますのでご参照ください。
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ユーザマニュアル Ver30.0 第3版
4. 地形生成機能
5. モンスター召喚
9. トラップ機能
10. カスタムトラップ機能
19. 関連イベント機能
管理者マニュアル Ver30.0 第3版
30. 連携機能
30.1 ギルドカード等の情報収集
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なお、具体的な各イベントの実装方法やランダムエンカウントの閾値などについては、保守サポートの範疇を越えてしまうためお答えすることができません。
恐れ入りますが、貴ダンジョンにて十分にご検討ください。
また、お問い合わせの内容より、貴ダンジョンにおいては以下の注意事項に示すような問題が発生する可能性がございます。
恐れ入りますが、注意事項についてもご一読頂きますようお願いいたします。
○注意事項
以下のお問い合わせの内容より、貴プロジェクトではSolomonを用いたワールドマップの管理も考えられているものと推察いたします。
『完全なる世界の新規創造に比べ、世界観の作成などの手間が大幅に削減され、著作権等の権利関係の話も順調に進んでいるのですが、ワールドマップ作成、およびダンジョン作成にて問題があるのです。』
しかしながらSolomonには仕様上の限界として、管理対象の上限数がございます。
この上限は一つのダンジョンにつき10万、全てのダンジョンを合計しても20万までとなっております。
これはSolomonが同時に管理できる数の限界であり、回答2で述べたような関連イベントを行う際にもその上限数を超えるような人数の管理を行うことはできません。
また、こちらの数は任意に変更することもできません。
そのため、Solomonを用いてワールドマップの管理を行おうとした場合、この上限数を超えてSolomonが正常に動作しなくなる可能性がございます。
誠に恐れ入りますが、貴プロジェクトにおけるSolomonのご利用につきましては、前述した上限を超えないようにご留意いただきますようお願いいたします。
■参考情報
以下に示す情報は、保守サポートの範囲外となる情報となります。
こちらの情報に対しての追加のご質問等はご遠慮いただきますようお願い致します。
また、こちらの情報によってなんらかの想定外の事象が発生した場合に、その事象がSolomonと直接関係のない事象であると判断できる場合、対応致しかねますことをご了承ください。
回答2、および注意事項にてご説明致しましたとおり、貴プロジェクトにてSolomonを用いたワールドマップでのランダムエンカウントの実装は困難であると考えられます。
もし貴プロジェクトにて、それでもワールドマップでのランダムエンカウントの実装をお考えの際は以下の方法をご検討ください。
1.ワールドマップに対応するSolomonの開発を含めた新たなご契約
2.Solomonを用いない形での擬似的なランダムエンカウントの実装
以下、それぞれご説明いたします。
1.ワールドマップに対応するSolomonの開発を含めた新たなご契約
前述致しましたとおり、Solomonには管理対象の上限数がございます。
もし貴プロジェクトにてどうしてもワールドマップの管理にSolomonが必要と判断される場合、ワールドマップに対応した専用のSolomonの開発を含めた、新たな開発サポートとの契約をご検討ください。
なお、具体的なワールドマップ対応型のSolomonの開発に掛かるコスト等につきましては、開発サポート部、ならびに営業担当とご相談ください。
2.Solomonを用いない形での擬似的なランダムエンカウントの実装
もし貴プロジェクトにて開発サポートとの新規契約が難しいと判断される場合、Solomonを用いない形での擬似的なランダムエンカウントの実装についてご検討ください。
例えば、ランダムエンカウントをモンスターとの不意の遭遇であると定義し、その不意の遭遇を双方30m範囲程度まで相手に気付かない状態からの遭遇と仮定すれば、以下のような方法で擬似的なランダムエンカウントを実装できるものと考えられます。
・濃霧を発生させ、視界が30m程度しかない環境を構築する。
・人間一人一人に半径30m程度の結界を張り、結界の内壁にモンスターを除いた景色を投射することで擬似的にモンスターに気付かない人間を作る。
・人間の設計を予め半径30m範囲以上のモンスターは認識できないようにする。
なお、上記の例はあくまで例であり、具体的な方法については、貴プロジェクトにて十分に検討を重ねた上でご判断いただきますようお願い致します。
また、繰り返しとなり誠に恐縮ですが、もしSolomonを用いない形での擬似的なランダムエンカウントを実装した際に、なんらかの問題が発生した場合でも、それがSolomonと関係のない事象であると判断できる場合は対応致しかねますこと、あらためてご了承ください。
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以上になります。
もし今回のお問い合わせに関連して、追加でお問い合わせをされる場合は、お手数ですがお問い合わせ番号『20024007081』も併せてご記載ください。
アンケート:今回の回答に際しての感想をお答えください。
①お問い合わせから回答までの時間は迅速であったか。
1.満足 2.やや満足 3.どちらともいえない 4.やや不満 5.不満
②回答の内容はお客様のご要望にお答えしたものであったか。
1.満足 2.やや満足 3.どちらともいえない 4.やや不満 5.不満
③回答の内容によるお客様のダンジョンへの影響は許容範囲であるか。
1.満足 2.やや満足 3.どちらともいえない 4.やや不満 5.不満
その他、何かございましたら自由にご記入ください。
( )
』
アンケート結果:1-1-1
(上司に相談したら『ランダムエンカウントとか拘らなくて良いよ』と言われたので拘らないことにしました。ご対応ありがとうございました)
《補足》
回答案に対するレビュアーコメント:ハイパーイケメン蝙蝠
特に問題はないと思いますが、一点だけ。
○ァイナルファンタジー9は名作です。誰がなんと言おうと。それだけは譲らない。
だから霧の立ちこめる世界の案も残しておいていいですからね。参考情報ですし。
頑張ってクソ面倒な回答を書いたのに「やっぱやめます」は、あるあるなんですよね……
注目度ランキングとかいういつの間にかあったランキングでひっそりと上の方にいるみたいでありがたいですね。
少し更新頻度を上げると宣言してしまったので明日も更新する予定です。
時間は、ちょっとなんとも言えないですが。




