猿夢(出雲亜人総合学園)
すごくハイテンションで書きました。
◤◢◤◢注意◤◢◤◢
・本作品にはホラー描写、グロ描写が含まれています。そういうものが苦手な方はここで読むことをおやめ下さい。
・お借りしたキャラの口調が掴めずあやふやになってしまっている所があります。その点は申し訳ございません。キャラ崩壊はないように頑張ったつもりですので、暖かい目で見てやってください。
・本作品に呪いの力などは一切存在しないので、安心して下さい。これを読んだあとも安心して眠れます。
・誤字脱字は目をつぶってください…
それでは、始まります。
ちょーっとだけ、怖い話です。
目を覚ますと、変な駅にいた。
駅の名前は掠れて読めない。
霊真「これ、夢か…」
現実とはかけ離れている風景で、すぐに今見ているのは夢だと気付いた。
直前に寝た記憶もあるし、間違いないだろう。
瓢「…あ、霊真さん…」
瓢がてててと寄ってきた。
霊真「お、瓢じゃん。」
瓢「………あの、一緒に行動しませんか…?ここ、夢にしては、随分不気味なので……」
確かに感覚がまるで現実世界に居るようだ。
触れた感覚もあるし、若干匂いもする。
霊真「いいぜ。俺も若干不安だしなー。」
夢とはいえ、瓢の言う通り不気味な感じもする。一緒に居て損は無いだろうから、一緒に行動することにした。
瓢が言うには「…この駅の出口は、高い鉄格子で、塞がれていました…霊真さんなら、通り抜けられる、かも、です…」とのこと。
でも…流石に人を置いて行く訳には行かない。
というより、夢だから抜け出さなくても覚められる気がする。
『まもなく、電車が来ます。その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよ〜』
瓢「ひっ…」
急にアナウンスが流れた。
声は加工されており、機械のようだった。
瓢は驚いて俺の後ろに回り込んでいる。
しばらくして、遊園地にあるような、席が並んでいる電車がやってきた。
電車にしては随分短い。
車両の1番前にはマスコットの様に可愛らしい見た目をしている猿のオブジェがある。
コンテナには、笑顔の男女が何人か乗っていた。
瓢「こ、こわ…い」
霊真「……乗るか」
瓢「えっ、の、乗るんですか!?」
霊真「なんか面白そうだろ?ここ夢の中だし。楽しもうぜ?」
瓢「確かに…」
こんなに現実に近い夢で無料で電車に乗れる。こんな美味しい話があるか。
瓢も怖がってはいるが好奇心は止まらないで、2人で乗ることを決意した。
真ん中の席が空いていたのでそこに座ろうとすると、にゃみさんとぽん子さんがいた。
にゃみ「あ、霊真さんと瓢さん…!」
にゃみさんとぽん子さんは嬉しそうに笑う。
女の子2人でこんな所にいたんだ。凄く怖かったんだろうな。
にゃみ「えっと近くに乗っても…いいですかね…?」
霊真「もちろん!人は多くいた方がいいしなー」
ぽん子「わぁい!ありがとぽん!」
にゃみ「ありがとうございます…!」
瓢「えと、よろしくお願いします…」
同じ学校の人が増えた事で、恐怖心も消えていった。
イタズラの話や、最近の授業の状況や、あんな人やこんな人の噂話などについてしばらく話していると、
『次は〜、活けづくり、活けづくりです。』
またアナウンスが流れた。
瓢「え、駅に着くのかな…変な名前だけど…」
にゃみ「活けづくりって何でしたっけ?」
霊真「魚とかを生きてるまんま捌いて刺身にしてるやつだぜ。舟に乗ってるヤツ、テレビで見た事あるだろ?」
にゃみ「あ、あれですか!」
ぽん子「ぽん!」(。_。(゜д゜ウンウン
『ギャァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!』
途端、後ろから大きな男の悲鳴が聞こえてきた。
何事かと思い後ろを振り返ると、
電車の一番後ろに座っていた男の人の周りに四人のぼろきれのような物をまとった小人が群がっていた。
1番後ろはここからそう遠くはなかった。
よく見ると、男は刃物で体を裂かれ、本当に魚の活けづくりの様になっていた。
男の体からは次々と臓器が取り出されて行った。
異常な程の臭気が辺りに立ち込めている中、
男は鼓膜が破れそうなくらいの大声で叫び続けていた。
にゃみ「え、え………?」
瓢「嘘………だ…」
流石に誰もショックを隠せていない様子だった。
にゃみ「こわ、こわいよぉ…」
ぽん子「に、にゃみちゃん…」
2人はお互いの手をきゅっと握っている。
瓢はショックで呆然とし、ただただ後ろを見つめているだけだった。
俺は、1番後ろの光景に釘付けになっていた。
瞬きをすると男は消えていた。だが辺りに散らばった血と赤黒い肉塊は残っていた。
またアナウンスが流れた。
『次は〜、えぐり出し、えぐり出しです。』
次は1番後ろから2番目の女の人に小人が2人で現れ、ぎざぎざスプーンの様な物でうしろの女性の目をえぐり出し始めた。
女の形相は明るい笑顔から苦痛の表情へと変わり、また、鼓膜が破れるぐらい大きな声で悲鳴をあげた。
眼から眼球が飛び出している。
血と汗の匂いが脳内に絡みつくように漂ってきて、気持ち悪い。これは本当に、夢なのか?そんなことを考えていた。
後ろからやられて行っているのか。
だとしたら、俺達は何番目だ?
1、2、3、4…
5番目…
瓢「は、早く目覚めましょう!霊真さん!!!」
にゃみ「…いやだ…起きたいです!」
ぽん子「おきるぽん、おきるぽん…っ!!!」
起きようとしても、夢の中の意識が中々手放されない。
そもそも、パニック状態で起きようとしても無理に決まってる。
冷静になろうとしたら、
『えー次は、挽肉、挽肉です。』
またアナウンスが。加工が少し剥がれてきて、若干だが、透き通った声がした。
3番目の人の膝の上に小人が乗り、ぐぐっと変な機会に頭を近づけられている。
そのまま挽肉機の中に、突っ込まれて___
にゃみさんが怯えながら小さな声で
にゃみ「このままじゃ、あたし達も死んじゃう…」
と言った。
瓢「えぇ!?いやですよ!!」
霊真「あと1回しかねーぞ…その間に目ェ覚ませ…!」
歯を食いしばって「覚めろ」と願う。
だが無慈悲にも、アナウンスは止まらない。
『…次は、吊し上げ、吊し上げでぇす…』
アナウンスの加工が大分剥がれてきた。所々ノイズがかかっていて聞きにくい。
4番目の老婆の後ろに大きな猿が立って、首にロープを括りつけ吊るしあげる。老婆は首を苦しそうに掻きむしり、足をばたつかせていた。
老婆からフッ…と力が抜けた瞬間、体に悪寒が走った。
ゾッとした。
瓢「どうしよう、覚めなきゃなのに、覚められません…」
瓢は震えながら冷や汗をかいている。
にゃみさんとぽん子さんは互いの手を組んで祈るように「覚めて」と言っている。
『えぇ〜♪次は〜、串刺し、串刺しでぇす…♪』
透き通った声がした。聞いたことのある声がする。
それどころじゃない。俺たちに大きな鉄の串を持った猿が近づいてきている。
「ウキキキッ」といいながら近付いてくる。
覚めろ、早く覚めろ。
覚める気配はない。
皆が、死ぬ覚悟をしたその瞬間___
猿夢「あらあら…逃げちゃうんですかぁ…♪またのご利用を、お待ちしていますよ…♪」
声の方を振り返ると、アナウンス席から出てきた見覚えのある奴がいた。
****
意識を取り戻すと、自分のベッドにいた。
恐怖で心臓がうるさい気がする。幽霊だからわかんね。
にしてもあの夢は…
その朝、学校に行くと瓢とにゃみさんとぽん子さんが、「あの夢」について話をしてきた。
その日の放課後はその事について小一時間話していた。
あいつは何だったんだろう。何故アナウンスを…
___一体、あそこで殺されていたら、今頃俺達はどうなっていたのだろう。
深く考えるのはやめにした。
お疲れ様でした!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!!
苦手な方はここまでよく頑張りました!!!本当にありがとうございます!
癒しのฅ•ω•ฅネコチャン