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戦闘回です。
「Gaaaaaaaaaaa!!」
「"魔光線"」
「Gaaaaa!?……」
タロースの魔法により次々と倒れていくキメラ
主人の命令を遂行するため、止まることなく攻撃を続ける。
「「「Gaaaaaaaa!!!」」」
しかし、いくら倒しても、奥から追加されてゆくキメラの群れがタロースを襲いに来る…が。
「"拘束"」
タロースの魔法によって、地面から無数の鎖が伸びキメラの四肢に絡み付き動けなくなった。
しかし…
「「「「「「syaaaaaaaa」」」」」」
尻尾の蛇がタロースに襲いかった。
カンッ「「「「「「Sya!?」」」」」」
…だが、自慢の牙はタロースの鋼鉄より硬いからだに刺さらず、逆に砕け散っていった。
そして、完全に抵抗することができないキメラにタロースは容赦なく自慢の拳で倒していった…。
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バズ視点
「はっはっはー次々と出てきやがるぜ!おらぁ!!」
ドーーーン
バズより大きい機械がバズの棍棒により次々と塊となっていく。
「どんどん来やがれ!!」
バズは棍棒を振り回しながら、奥の通路から出てくる機械に挑発をする。
それに答えるかのように無数の機械がバズに向かって魔法やミサイルを浴びせる。
「そんな攻撃が……きくかあぁ!!」
魔法やミサイルがバズに近づくと、バズは持っていた棍棒をタイミング良く振り回し打ち返す。
打ち返された魔法やミサイルは撃った本人に当たり…。
ドゴーーーーーーーーン……。
バズに起こるはずだった結果を受け、爆発した…。
「おっしゃーーーー!ホームラーーーン!」
打ち返した本人は満足そうに大声を上げて次の相手を探しに、奥へ行こうとする。
「おいこら馬鹿野郎!!単独行動するんじゃねえ!!」
「ん?おっと、そうだったな!わりぃわりぃ」
ハスの声で我に戻って、もといた場所まで戻り、次の相手を待つ。
「とりあえず、敵が出てくるのが収まるまでは、大人しくここで暴れてろ!」
「おいおい、そりゃ矛盾してねぇか?」
「急に冷静になるな!!」
…これが彼らの戦闘の流れである………。
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ベン視点
「kyakyakya」
「せい!」
「kyakyak!?」
「もう一丁!」
「kyakya……」
「おっし…って、まだまだ数居るな…」
目の前の敵を倒しても奥の方までぎっしりとつまっている…。
「くそ~こんなことなら範囲攻撃とか覚えてくりゃよかったぜ…」
そんな独り言を漏らしながら次から次へと出てくる敵を数少なく魔法・魔術と一番良い武器である"始まりの短剣"で倒していく。
幸いなことに短剣の素の力によって2、3回切りつけるだけで敵が倒れていく…。
「…にしても…」
ちらりとヴェルスさんの部下である1さん達は、敵に少し触れて、次の敵に向かう。
1さん達に触れられた敵は直ぐに原型をとどめず体が崩壊し、跡形もなく消えていく…。
…なんと言うか…ヴェルスさんの部下と言うだけあって敵の倒し方に無駄が無さすぎて過剰戦力にも程がある…。
「まあ、1人で倒すよりかは、ましか…」
とりあえず今は目の前の敵に集中するしかない…。
いくら2、3回攻撃するだけで倒せても、戦闘能力が乏しく、1対1でしか戦ったことがない俺が、まるで無限に出てくる敵を相手に………ん?
この時、ベンに電流がはしるε=(ノ・∀・)ツ
「確か、最初にあった行き止まりの時もこんな感じだったよな……まさか!」
「どうした!」
「ハスさん!バズさん!聞いてください!!
もしかすると、この敵は俺達が思っている通り終わりが見えないくらい出てくると想っているから出てくるのかもしれません」
「?つまり、どういうことだ!?」
「なるほど、考えていることが反映されているのか!」
「????」
「バズ!とりあえずその敵の群れを倒し終わったら何も考えずにこっちに帰ってこい!」
「?????ああ!分かった!!」
どうやらさっきの説明で分かってくれたようだ…。
…俺の考えが正しければ、この戦いはもうすぐ終わる!
俺は自分の考えを信じて、目の前の敵を倒していった………。
魔物の鳴き声を英語にするのが一番疲れる
スマホ投稿者太郎です。
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
後、活動報告に今後について書きましたので読んでいただき、ご理解していただけると幸いです。