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ダンジョン2階にて…回です。
ミーミルの案内のおかげで特に何も起こることなく進んでいる…そう、何も……。
「全然、宝箱がねぇ!!」
「ないね~」
情報道理なら宝箱がそこそこあるはずだが、全くと言っていいほどない。
「おかしいわねぇ~、普通のダンジョンでもここまででないことはないのに…」
「そうですね…いくらなんでもでなさすぎですね」
ダンジョン経験者のククルフさんとリリーがそう言うと、他の人も同意するように頷く。
「そんなもんなのか…まあ俺はダンジョンに1回しか入ったことないから良くわからん」
「僕は入ったがないよ~」
「そう言えば2人とも第3陣だったわね」
「そうだよ~って、ベンは何で1回入ったことあるの~?」
「ん?ああ…それは今からゲーム日数で2週k…(ゴゴゴゴゴゴゴ)ん?」
「あら?なんの音かしら」
音のする方向へ顔を向けるとちょっと遠くの通路から大きな鉄球に追いかけられている2人のプレイヤーが居た……って!
「やべぇ!走れ!!」
俺の声を聞いて全員が走り出した。
「とりあえず、次の通路をみ「右は危ないよ!」…オッケー…じゃあその次の通路をひd「そっちもダメだよ」………」
「お兄ちゃん!どうしたらいいの!?」
「と、とりあえず!そのまま真っ直ぐに走れ!」
「「「「「了解」」」」」
ミーミルの第六感が危険といっているのならここは真っ直ぐ進むしかない。
「というより!ここにも罠があるかもしれないから気を(カチッ)どわぁ!?」
「あ!」
「俺に構わず先に行けぇー!」
「わ、分かった!けど、死なないでね!」
「それは無理かもしれん!」
とりあえず、起き上がるが少しだけ足が痛い…。
それより、さっきの音からして罠が発動したはず…一体どこから……
「おい!そこのプレイヤー!止まるんじゃねぇ!」
「あ!」
そう言えば、鉄球が迫ってるから逃げているんだった!
しかし…今から走ってもそこまで速に振っていないからこのままでは追い付かれてペチャンコだ…。
…ここは、さっきミーミルが危険を察知した右の通路に逃げるしかない。
痛む足を庇いながら急いで右の通路に入った。
追われていたプレイヤーも一緒に入った。
鉄球が過ぎ去るのを見てから呼吸を…。
ガシャン!
「な!」
「閉じ込められた!?」
「おいおい、今度は何だよ!?」
右の通路の入り口が黒い鉄格子で閉められた。
「ど、どうするハス!?」
「どうすると言われてもなぁ…とりあえず、巻き込んでしまってすまんな」
「あ、いや、問題……ないわけでもないですけど…」
「そうだよな…」
「と、とりあえず名前をきいても?」
「ああ…そうだな、私はハス」
「俺はバズ!」
「俺はベンです。
とりあえず、仲間と合流するまでよろしくお願いします」
「おう!俺が無事に仲間の元まで返してやるからな!」
「その仲間とはぐれた原因をつくったお前が偉そうにするな!」
「仕方ないだろ?宝が目の前にあったら取りに行くのが冒険者ってもんだろ?」
「あからさまに罠だっただろ!あんな金銀財宝が2階の通路にあることがあったか!?」
「ない!」
「分かってるなら慎重に動け!」
「ハハハハ」
「この野郎~」
「ま、まあまあ…落ち着いてくださいハスさん
…とりあえず、進みましょうよ」
「そうだぞ、ハス」
「………………はぁ~」
「さあ!出発出発~」
「だから、慎重に……はぁ」
怒りすぎて疲れたのか、ハスさんが肩をおとしてバズさんについていく……俺もついて行くか…。
最近、麻雀にハマっている私ですが、ご報告を。
・とりあえず、100話になったら一旦休憩します。(でも、読者様が何人か期待してるのならば精一杯、いつも道理のペースで書かせていただきます!)
・もう片方はとりあえず5話までは頑張って書いて凍結させます。
・新しい小説はこっちが100話になってから書きます。
・あと、Twitterをフォローすると、投稿されたことがすぐ分かります(露骨なフォロワー稼ぎ)
・りんごろう
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。