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2階層回です。
2階にあがると1階と変わらな…
シャンシャンシャン
「うぎゃああああああああああ」
「な、なんだ!?」
どこからともなく悲鳴が聞こえた。
その方向に向かおうとすると…
「きゃああああああああぁぁぁぁ…………」
今度は違う場所から悲鳴が聞こえた。
しかもさっきの悲鳴と違ってどんどん小さくなっていく。
「い、一体何が」カチッ「んが!?」
ピュンッヒュンッピュンッ
床が少しへこみ、前に倒れてしまった。
「痛ててて…一体何が」
と言いながら立ち上がると左の壁に3本の紫色の矢が刺さっていた…。
「な、何が…」
「なるほど…そういうことね」
「あら?フィール何か分かったのかしら?」
「さっきの悲鳴、そして、今の状況を考えると2階層では罠があるようね」
「罠か~…誰か罠を発見できるスキルない~?」
「俺は無いな」
「私もよ」
「あたしも」
「僕も~」
「私もです」
「え~じゃあ、どうやってここからの階層を攻略するの~?」
「そういうシャイニーは「ない」だろうな…」
罠があると歩きにくいし、さっきは運良く転んで罠を回避できたけど、次も同じようになるとは限らんし…どうしたものか…。
「きゅ!」
「ん?」
「どうしたの、ミーミルちゃん?」
「きゅきゅきゅい?きゅいきゅー
!(ぼく、わな?は、わかるよ!)」
「ん?ミーミルにそんなスキルあったっけ?」
「え、何?何て言ったの?」
「どうやらミーミルが罠が分かるスキルがあるって…どれどれ…」
とりあえずミーミルのステータスを見る。
ステータス
レベル:28
名前:ミーミル
種族:ラビー種ユニーク科
職業:魔物(従属中)
基本能力値
HP78/78
MP36/36
力:18
守:20
速:79
知:106
精:40
運:40
スキル欄
知力強化 速度強化 跳躍 危険察知 鑑定 読書 暗視
ユニークスキル欄
五感強化 第六感
称号
知識 エアベルの加護
…何か思ってたより増えてて草…じゃなくて、ユニークスキルとか称号とか、全然心当たりが…いや、称号の方はあるな…。
とりあえず内容をみるか…。
スキル:危険察知
危険な物を目視することで知ることができる。
説明:命の危機が迫る攻撃・罠が分かる。
スキル:読書
文字が読める。
説明:読み書きができる。決して…決して書を読む方の読書ではない。
ユニークスキル:第六感
見えない危険な物事に対して、予め察知できる。
説明:危険察知の上位互換。目視しなくても分かる。
称号:知識
知識。
説明:知識。
称号:エアベルの加護
少しだけ頭が良くなったように感じる。
説明:サバイバル島の神であるエアベルの加護。
…1つを除いてとりあえず理解はしたが…何だよ知識って、全然意味わかんねーよ!
…とりあえず、ミーミルの第六感を頼りに攻略することを提案する。
「…て言うことで良いですか?」
「かまわないわよ」
「それしか、頼ることできないしね~」
「ミーミルちゃん、よろしくね~」
「きゅ!」
ミーミルが元気良く返事をして、先頭に移動してこちらを見ている。
「きゅきゅ~い(はやくいこ~)」
「それじゃあ、行きますか」
「出発進行~」
「おー」
気の抜けた感じだが…まあいいか…。
とりあえず、ミーミルが通った道を1列になって進むことにした………。
今日の余談
・今回はミーミルの言葉に()をつけましたが次回からはなくなります。
・ミーミルが強化された件ですが…まあ、ほぼ主人公に付きっきりのミーミルが強くならないわけがないよな…と思い強化しましたが、それならなぜ主人公が驚いたんだ?ということについて……あまり深く考えないでください、OK?
・何か…新しい小説のアイデアが出たので、いずれ出します。
ん?もう1つはどうするんだって?
………絶賛製作中です。
・没ネタ
ユニークスキル:第六感
説明:カン☆コーン。
・エアベルの加護はエアベルに会うだけで貰える。
主人公は主神の加護があるから他の神が遠慮して加護を渡さないだけで主人公がほしければ貰える。(ただし加護ではない)
いつも最後まで読んでいただきありがとうございますわ!