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前回の件はとりあえず、保留…というよりは、私が適当に見つけた単語を入れていて、たまたまこのようなことになっただけなので………。
という言い訳をしつつ、ダンジョン回…です……。
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平野を抜け、森に入ったがダンジョンまでの道が整備されていて襲われることなくダンジョンに着いた。
「これがダンジョンか」
「洞窟型は始めてみるけど、大きいわネ」
「え、あっはい、ソウデスネ」
よく分からないが鳥肌がががが……。
しかし、ククルフさんの言うように入り口が街で良く見る大きな門と同じかそれ以上に大きい。
その入り口付近ではプレイヤーの出店があり、食べ物を売っていたり、武器や防具を売っていたりしていた。
辺りを観察していると1人のプレイヤーが近づいてきた。
「やあ、君たちはここは初めてかい?」
「はい、そうですけど…」
「それなら、売店の使い方を教えておこう。
まず、あっちの店ではダンジョンで手にいれた食材を調理したり、保存食を売ったりしている。
もちろん保存食は食材と交換だが、珍しい食材…つまり、レア度の高い食材ほど保存食を多めに交換できる…ここまでで質問あるかい?」
「は~いは~い」
フリージアが手を真っ直ぐ上に上げて前に出る。
「レア度の高い食材って~どんなの~?」
「どんなのと言われても……まあ、階層の浅いところにある食材は軒並みレア度が低いと他のプレイヤーから聞いたな」
「へ~そうなんだ~」
「他にあるかい?」
そう言って俺達を見る。
「特に無いです」
「そうか、なら次だな。
それで、先程の出店の横にある出店が鍛治屋だ。
主にダンジョン内で手にいれた素材を武器や防具に加工したり、使っている武器や防具を修繕してくれる所だ。
ちなみにこっちも修繕費用は素材で頼む。
こっちでお金を持ってても死亡したら意味がないからな。
さて、質問はあるかい?
………特に無さそうだね。
じゃあ最後に出店の向かいにある開けた場所だが、あそこはダンジョン内で見つけた物を交換する場所だ。
一応、交換するときは近くに居る運営に言ってくれ」
「運営?もしかして…」
「ああ、違う違う」
GM?っと言いかけたところを止められた。
「そう言えば、自己紹介がまだだったね。
私の名前はンダーラ、ここの運営を任されているクラン"NPO"の副マスターの1人だ、気軽にダーさんでよろしく」
「あ、ええっと、俺は「ベン君…だよね?」え、あっはい、そうですけど」
「君たちのことは昨日、ゴリラゴリラキリンさんから聞いているよ」
「あ、そうだったんですか……とりあえず、よろしくお願いします」
「ああ、それじゃあ、しっかりとダンジョン探索ができるように、餞別としてこれをあげよう」
そう言って、そこそこ重たい袋を渡された。
「一応、人数分の保存食を1人10こ渡しておくよ、じゃあ頑張ってくれ」
そう言って、そそくさとダーさんが交換用の広場に戻って行った。
「優しい方でしたね…」
「そうですね…それにしても、プレイヤーがこれほどの運営をするのは、凄いですね」
「確か、聞いた話によると第1回イベントの時に特別賞として掲示板で支援で一番輝いた人を突撃表彰された人がここのクランを立ち上げたらしいわ」
「へ~何かすごいね~」
「まあ、その掲示板の行動を運営が気に入って第2回イベントからは特別賞をいくつか用意するようになったらしいし、なんなら一応こういった行為に関しては運営側も進んで協力してるから、円滑に動くんだって」
「ほーん…まあ、ありがたく使わさせてもらいますか」
「一応、準備万端だから、いつでも行けるわよん」
「じゃあ、ダンジョンにレッッツゴ~」
緑:オーキードーキー
分かる人が居ると思いつつ次回から、ダンジョン探索回です。
多分2、3回潜って終了かな。
…でも、このペースでこの文字数………あ(察し)
頑張ってペースか文字数を増やすます、はい。
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
もう片方は、本当に遅れて申し訳無いですが、ちゃんと終わらせますので、緩く見てください。