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朝回です。
……ピ………ピピピ…ピピピピピピッ…。
「……もう…朝か……ふぁ~…」
アラームを止めて寝袋から体を出して起き上がる。
「おはようございます、オゾレスクさん…」
「……おお、もうそんな時間じゃったか…」
本を読んでいたオゾレスクさんに挨拶をしてから、防具を着込んで外に出ると、フリージアが体を動かしていた。
「あ、おはよ~」
「おう、おはよう……にしても元気だな…」
「そりゃあそうだよ~今までろくに寝ることができなかったからね~」
「…てことは…昨日までずっとデバフ受けてたのか?」
「そ~いうこと~、ま~その代わり"睡眠耐性"っていうスキルが増えたけどね~」
「なるほど、そういうのもあるのか…」
「ま~それでも眠たかったけどね~」
「耐性だからか…じゃ、さっさと防衛区に行くぞ」
「りょうかい、りょうか~い」
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いつもの防衛区に着くとすでに全員が揃っていて、配置についていた。
「すみませんパッカーさん、遅れました」
「ははは、問題ないよベン君!時間ぴったりさ!
それで、そっちの君は…」
「おはようございま~す!フリージアです!
今日からよろしくお願いしま~す!」
「おう!よろしく!じゃあ、ベン君と同じところで仕事してくれ」
「分かりました~」
「ならこっちだな」
そう言っていつも通りの場所に移動して平野を眺める…。
「………」
「………………」
「………暇だね~…」
「…と言っても、朝方は平野の魔物が大人しいからな…だが、そろそろ…あっちから来るぞ」
「あっちから?」
そう言いながら真っ正面を指差していると…。
……ドドドドドドドドドドドドドドドドド………
「なにあれ、なにあれ!」
「後で答えるから、とりあえずこれ持って俺と同じようにしてくれ」
「?りょうか~い」
その後は特に問題なく"マラソンズダイナソー"の群れを誘導することができた。
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「それじゃあ、解散!」
パッカーさんの声とともに防衛を担当していたプレイヤーが解散した……俺も朝ごはん作りに行くか…
「それで、さっきの魔物は~?」
「あの魔物は"マラソンズダイナソー"って………」
フリージアに説明しながら調理場に移動する……。
「へ~そうなのか~」
「そう言うこと…じゃあ、俺は朝ごはん作ってくるから」
「うん、じゃあそこら辺で待ってるね~」
そう言ってフリージアが近くにあった木製の椅子に腰かけた。
調理場に着いたがまだ誰もいなかったから、とりあえず、手を洗ってから掃除をしていると…
「きゅ!」
「ん?起きたかミーミル」
「おなかへった~」
「じゃあ、今から作るから待っててくれ」
「は~い」
ミーミルがいつもより早く起きたから、いつものリンごを出して食べやすいサイズに切っていき、皿に盛り付ける。
「はい、食べていいぞ」
「わ~い」
「あら、美味しそうね」
「あ、コックスさん
おはようございます」
「おはよう、他もそろそろ来るから準備しましょうか」
「分かりました」
その後、コックスさんの指示通り準備していると食材を持ってきた調理班のプレイヤーがやって来て、朝ごはんを作った。
ちなみに今日の朝ごはんは昨日採ってきたキノコの余りと白ごはんを混ぜ、それを色々な形に握ったおにぎりで、さらに、試作品の海苔で巻いたものだった……試作品の海苔は乾燥をスキルでどうにかしたらしい…料理スキルかな?
とりあえず、朝ごはんを持って、待っていたフリージアとともにテントに戻ることにした。
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テントに入っていつも通りテーブルを出してその上に置いてからユーマとシーナを起こす。
「ユーマ、シーナ、朝だぞー」
「……?…おはよう…ベンにいちゃん…」
「…ベンおにぃちゃん…おはよう…」
「おう、2人ともおはよう。
朝ごはんできてるから食べような」
「「うん」」
2人がゆっくりと起きてきて朝ごはんの前に座った。
…ちなみにちゃっかりフリージアも俺のテントの中で朝ごはんを食べている……入られたことに気づかなかった…。
…とそんなことがありながら、朝ごはんを食べていった……お、海苔が美味しい…。
今更ながらア□ーラで楽しんでいたので遅れました。反省していますが、後悔してません…。
金曜日から島で動物達とサバイバルするのでまた遅れる前に投稿できるように頑張ります。
(ちなみにガラルもちゃんとやってますが、図鑑ががが…)
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。