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探索回その2です。
とりあえず浅い所で食べられそうな食材を探すとすぐ近くに茶色のキノコを見つけた。
美味しそうだが一応鑑定をしておこう。
【日焼けキノコ】
日の光を浴びると黒くなっていくキノコ
日の光がある場所に生えやすいキノコ
色が黒いほど美味しくなる
そのため、一般的には黒焦げにして食べる
なるほど…ということはこのキノコはまだ黒くないから採取しない方がいいな。
そう思って周りを見渡すと隣の木の根元に真っ黒なキノコが生えていた。
近づいて一応鑑定したが同じ結果だった
≪鑑定の熟練度が上がりました≫
ついでに鑑定の熟練度も上がったし生えていた"日焼けキノコ"も採取したから他を探すとしよう。
そう思って立ち上がるとユーマが服の裾を引っ張った。
「?どうしたユーマ」
「こっちにもあるよ?」
「?」
ユーマの指さす方向を見ると日の当たらない窪みに白いキノコが生えていた。
近づいて鑑定をすると…。
【アルビノキノコ】
日焼けキノコの突然変異
日焼けキノコの近くにある
日の当たらない場所に生えるキノコ
少しでも日が当たると枯れる
食べるときに焼いてしまっても枯れるため
一般的には茹でて食べる
味は黒い日焼けキノコより上
なるほど…ということは食べる時も日が当たるとダメなのか…。
「ユーマ、ありがとな」
「うん!」
ユーマにお礼を言いながら頭を撫でるとシーナも寄ってきたから一緒に撫でると喜んでくれた。
そんな感じで日の当たっている場所を中心に食材を探すと"日焼けキノコ"が43本、"アルビノキノコ"が31本あった。
"アルビノキノコ"の方は日が当たる場所を中心に探していたせいかなかなか見つからなかった。
今日はキノコしか見つけてないが他の食材も探した方がいいかな?
…だが、そろそろ昼ごはんの時間になるしとりあえず帰ってからまた来るとしよう。
「オゾレスクさん、帰りもお願いしていいですか?」
「構わんぞ、では"瞬間移動"」
オゾレスクさんの魔法と同時に目の前の景色が変わって、自分のテントの中に戻った…後少しずれていたらテントに頭をぶつける所だった……あぶねぇ……。
「…とりあえず、俺は食材を持って調理場に行ってくるから、ユーマとシーナはここで待っててくれ」
「うん!」「はい!」
「よし……そう言うことなんでオゾレスクさんお願いします」
「うむ、と言っても儂が居らぬともヴェルスが居るから心配することはない」
「そうですけど、一応です。
では、行ってます」
そう言ってテントを出て調理場に向かう。
日焼けで思い付く人が松崎し○るという私ですわ。
スキル欄
鑑定↑
いつも色々とありがとうございますわ。