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村にいこう。回です。
とりあえず、テントで休憩した後、あの時のゴブリンが言っていた村のある方面に向かう。
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拠点からそこそこ離れてだだっ広い平野を歩いていると、そこそこ高い木で作られた塀が見えてきた……。
あれが、ゴブリンの住む村かな?
近づくにつれて村の大きさがかなりのものだと分かる。
何せ俺が今いる拠点より防衛施設が整っていて、矢倉に何人?かのゴブリンがいて、塀の前には掘とその掘に水がたっぷり入っていた。
門…というよりは橋が動いて出入りを制御しているっぽい。
…どこかでみたことあるんだけど……どこだっけな……。
そんな事を考えながら、門の前の掘の前で立っていると……。
「そこの人間!何しにきた!」
「へ!?あ、いや、別にこれと言った用はないけど……」
「ならば、立ち去れ!ここはお前のような者が立ち入る場所ではない!」
「え、あっひゃい…」
門前払いされてしまった…。
まあ、本当に用がないし、そもそも村があるかどうかの確認だけしたらそれ以上何も考えてないし……。
ちなみに先ほど話していたのは、"ゴブリン"とは似て非なる大きな体にとんでもない筋肉を持った魔物だったし、なんなら矢倉に居た魔物も"ゴブリン"の他にも色々な魔物が見えた。
もしかしたら、この村は異種族…しかも、魔族?と呼ばれる部類の魔物の村なのかもしれない…。
そう思って、回れ右して帰ろうとしたら……。
「待て!」
「!?」
後ろから違う声に呼び止められた…。
後ろを振り返ると、明らかに"ゴブリン"ではない魔物が現れた。
その魔物は昼間なのに日傘をさしていて、肌がびっくりするほど白く、明らかに人間に近い魔物だった…。
とりあえず、向き直ってその魔物の方を見る。
「えーと……何でしょうか!」
「貴様から同胞の者の匂いがする…何か持っているであろう」
同胞の者の匂い?
……もしかして、あのゴブリンから友好の証として貰った、あの布のことかな?
そう思って、布を取り出すと…。
「おお!やはり、では貴様がベンか!」
「え?あ、はい、そうですけど…」
「話はクラベスとダゴンから聞いている」
「え!?ダゴンさんから!?」
「ああ!そこでは、首が辛かろう……」
そう言うと、下の方を見て…。
「ソルボ、門を開けよ、客人だ」
「かしこまりました」
その言葉と同時に橋が動いて、渡れるようになった。
「さあ、入りたまえ、色々話したいことがあるからな」
「わ、分かりました」
橋を渡って村の中に入って少し周りをチラ見すると、木造の家が立ち並んでいて、村の規模も俺が居る拠点より大きい。
ちなみに、ユーマとシーナは周りをキョロキョロと見ていて、オゾレクスさんは日傘を羨ましそうに見ていた。
そして、やはり"ゴブリン"以外にも種族がいて、先ほど考えていた"魔族の村"という認識間違っていないとうかがえる。
とりあえず、ここの住民を魔物と言い間違えないように"魔族"として考えておこう。
そのまま、日傘をさした魔族についていくと、他の家より少し大きい建物に着いた。
「ここは私の家だ、さあ、中で話をしよう」
「はい、分かりました」
そう言って、中に入っていく………。
今回出てきた橋(可動橋)について
ドラ○エとかしてると城に入るためにわざわざ朝にしてから入らないと入れない橋をイメージしてください。
動く橋って良いよね。
見てるだけで、ごはん1杯とおかずだけで食べられる。
この小説をいつも読んでくれてありがとうございます。
この小説はもちろんフィクションです。
(フィクション:創作。小説。)
日本語って難しい。




