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朝ごはん回です。
防衛区画に到着し、今日も"マラソンズダイナソー"の群れを誘導するために灯りを持って、待っていると…。
ドドドドドドドドドドドドドドドド…………。
「全員!位置につけ!!」
「「「「「「「おう!」」」」」」」
地響きが聞こえたと同時にパッカーさんが大声で合図する。
その後は昨日と同じ通り群れが拠点を通過して終わった…。
…けど、これが後8回あるのか……。
そんな事を考えていたら、シャイニーから手紙が届いた。
From:シャイニー
To:ベン
今日は私を含めて他の人も用事があるから、
1人で探索してね~。
でも、PKに気を付けてね~。
…まじか、昨日PK的な事があったし、気を付けよう……。
その後は、なにも起こらず平和に時間が過ぎていった。
ちなみに、パッカーさんに今日は暇だから防衛を手伝うことを提案したが……。
「はっはっは、なるほど。
だが、今は人手も足りてるし、ベン君は初心者だろ?
なら、自由に遊んでくると良い!」
と言われた……。
……とりあえず、いつも通り朝ごはんの手伝いにいこう…。
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調理場には、ほとんどメンバーが集まっていたので、すぐに下処理を始める。
…と言っても昨日の大きな牛の調理後にほとんど終わらしていたので、早く終わった。
今日の朝ごはんは牛の肉に胡椒を振って森で採れたキノコをのせてパンで挟んだハンバーガーだった。
「ジャンクフードうめ~」
「うまい!…けどポテトがねぇ!」
「私はマヨネーズが欲しかったわ~」
確かに、俺もバーベキューソースが欲しかったな……。
なお、ユーマとシーナははじめて食べるモノだったから、口に入れた途端、目が輝いて見えた…。
「そういえば、ベン君。」
「?何ですか、コックスさん?」
「今日も海に行くのよね?」
「はい、そうですが…。」
「なら、海産物を何でも良いから採ってきてくれないかしら?
サバイバルしてからずっと、肉か森の採集物ばかりでマンネリしてるのよ。」
「う~ん……分かりましたけど、あまり期待しないでくださいよ。」
「ええ、期待しておくわ。」
「ええ……。」
……まあ、とりあえず今日も海に向かうか。
徐々にペースをおとします。(予定)
いつも読んでいただきますありがとうございます。